国内 2024.10.12

【関東大学対抗戦】早稲田大が青山学院大に10トライで完封勝利。大田尾監督「もう一段階、精度高く」

[ 編集部 ]
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【関東大学対抗戦】早稲田大が青山学院大に10トライで完封勝利。大田尾監督「もう一段階、精度高く」
敵陣ゴール前でゲインラインを突破する早大HO安恒直人(撮影:長岡洋幸)

■関東大学対抗戦Aグループ・10月12日@太田市運動公園陸上競技場(群馬)
【早稲田大 67-0 青山学院大】

 9月22日以来の対抗戦に臨んだ早大が、2週前に筑波大を破った青山学院大と対戦した。
 SO服部亮太のロングキックでエリアを進め、スクラムでも終始圧倒。80分間、試合を優位に進めた。攻めては計10トライを挙げ、守っては無失点。これで開幕から3試合連続で相手をノートライに抑えている。

 立ち上がりから早大がペースを握った。SO服部がキックゲームを制し、スクラムで得たPKからショットを選択。22㍍ライン付近中央のPGをCTB野中健吾が確実に沈めた(4分)。

 その後はラインアウトこそやや不安定だったが、スクラムでミスを帳消しにする。14分のCTB野中のトライは、SO服部の50:22キックを起点に生まれた。

 青山学院大もFL松﨑天晴のゲインなどで敵陣22㍍内には入ったが、そこから早大は堅いディフェンスを披露。反撃に転じれば、日本代表のFB矢崎由高が輝いた。28分に自陣から好走を見せて味方のトライを演出すると、31分、38分と今度は自らインゴールに入った。

 27-0で迎えた後半も早大の勢いは止まらず、9分、16分にSO服部が連続トライ。FB矢崎も3トライ目を挙げるなど、力の差を示した。

 早大の大田尾竜彦監督は「失点を0に抑えられたことは良かったが、内容を見ればまだまだ修正しないといけない課題が多く見られた。もう一段階精度を上げて帝京戦に臨みたい。2人目のレースにおいて青学の方が速いシーンも結構多かった。ストラクチャーの面で上手くいかず、人が足りなくなったりしていた。(選手たちが感じている)いつもやってきたことが出せなかったのはそこだと思います」とコメントした。

<次戦日程>
・11月3日(日)早稲田大 vs 帝京大@秩父宮ラグビー場
・10月27日(日)青山学院大 vs 慶應義塾大@栃木県総合第2陸上競技場

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