東京でＮＺ代表デビューしたスーパーラグビートライ王、英ワスプス入り決定

　イングランド最高峰リーグのプレミアシップに属するワスプスは現地時間26日、ニュージーランド代表のWTBフランク・ハライと2015-2016シーズンの契約を結んだと正式発表した。
　パワフルなハライはトンガ出身で、3月に27歳の誕生日を迎える。世界的英雄のジョナ・ロムーなどを輩出したオークランドのウェズリーカレッジを卒業し、ワイカト、カウンティーズ・マヌカウを経て、7人制NZ代表でも活躍。2013年にはブルーズでスーパーラグビーデビューを果たし、いきなりトライ王に輝いた。同年、オールブラックス入りし、11月に東京・秩父宮ラグビー場でおこなわれた日本代表戦で初テストキャップを獲得している。

　海外クラブへの移籍はニュージーランド代表を離れることを意味するが、今年のスーパーラグビーの活躍次第では、ワールドカップ2015（9月18日〜10月31日開催）のスコッドに入る可能性はある。

　オールブラックスではほかに、SOダン・カーター（ラシン・メトロ）、CTBマア・ノヌー（トゥーロン）、LOジェレミー・スラッシュ（グロスター）、PRベン・フランクス（ロンドン・アイリッシュ）もワールドカップ後にヨーロッパへ旅立つ。