赤で輝く！　元Ｕ２０ＮＺ代表スターのアンスコム、ウェールズ代表入り

　4年前にU20ニュージーランド代表の司令塔としてジュニアワールドチャンピオンシップ（JWC）4連覇達成に大きく貢献し、将来はオールブラックスの10番も期待されたガレス・アンスコム（23歳）が、ウェールズ代表のジャージーを着ることになった。
　同代表のウォーレン・ガットランドHC（ヘッドコーチ）が20日、来月6日から始まるシックスネーションズ（欧州6か国対抗戦）へ向けてスコッドメンバー34名を発表。母国の2014年シーズンが終わったあとウェールズのカーディフ・ブルーズに加入していたアンスコムは、新天地でまだ9試合しか出場していないが、才能豊かなこのヤングスターをガットランドHCは高く評価し、選出した。

　2011年のJWCで得点王となり、2013年にはチーフスの一員としてスーパーラグビー優勝に貢献したアンスコムだが、世界最強軍団のオールブラックスに選ばれることはなかった。同じニュージーランド人であるガットランドHCは、カーディフ生まれの母を持つアンスコムに以前から注目し、新たな道を選び「ウェールズ代表から声がかかれば、そのチャンスをつかみたい」と語っていた新鋭をワールドカップイヤーに招集した。

　2013年6月に来日したダン・ビガーや、32キャップを持つリース・プリーストランドと10番を争うことになるアンスコムだが、FBでもプレーできる。ゴールキッカーとしても才能があり、ウェールズ代表の貴重な戦力になりそうだ。