道内屈指の進学校「さつなん」が40周年。再創部も経て、未来へ向かう。
1986年の同好会再発足から数えて、40年。
道内屈指の進学校、「さつなん」の愛称で知られる高校ラグビー部が、記念すべき節目を迎えた。
8月15日、北海道札幌南高校ラグビー部が40周年記念祝賀会を開いた。OB交流戦とあわせ100名を超える参加者が、札幌市月寒ラグビー場に集まった。

どこに転がるか分からない楕円のボールを仲間と繋ぎ続けるラグビーの精神そのままに、夕方に挙行された「40周年記念祝賀会」では参加者全員が世代を超えた絆とチームへの誇りを確かめ合った。現役部員からの決意表明もあり、熱い一日をともにした。
札南ラグビー部がこれまでに築き上げてきた歴史は、北海道公立高校の雄にふさわしく、輝かしい足跡に彩られている。政財界、法曹界、医学界など多方面で多数のOB、OGが活躍している。
主な戦績は、セブンズ全国大会出場1回、全道大会出場16回、同準優勝3回、3位8回を数える。
実はラグビー部は、1966年に一度は廃部となっている。部員数の減少などによるものだ。その20年後の1986年に、現OBOG会長の高荷力氏がラグビー部を再発足させて以降、1991年に高体連全道大会へ初出場(なんと第3位!)を果たして躍進の足がかりを築いた。2000年には全国高校セブンズ大会への出場を果たし、全国の舞台を踏んでいる。
また、北海道高校ラグビー界を牽引する札幌山の手高を相手に激闘を繰り広げ、全道大会で3度の準優勝を遂げている(2003年、2005年、2008年)。なかでも、2005年の北海道大会決勝における「0-7」の死闘は、雨中の名勝負として今なお語り継がれている。相手は、リーチ マイケル在学時のチームだった。
近年においても、2024年から3年連続で全道大会出場を果たすなど、その勝負強さと伝統は現役選手たちにしっかりと引き継がれている。
この40周年の歩みをたどった創部40周年記念誌は、多くの人の尽力により発刊された。編纂にあたっては、現顧問の鈴木大介教諭、歴代顧問の山田芳嗣、多奈田泰久、大塚明彦各教諭や、歴代主将、マネージャー、保護者会など、数多くの関係者からの貴重な資料や熱い寄稿が寄せられた。新たな試みとしてラグビー部オフィシャルサイトと連動したWeb版記念誌の制作も含め、まさに「札南ラグビー部に関わる全員の力」で完成に至った一冊だ。
40年の歴史は決して平坦なものではなく、草創期、成長期、低迷期とさまざまな時代があった。しかし、その中でも「生徒主体で考え、無心でラグビーに取り組む」という札南ラグビー部の源流は、脈々と次の世代へ「繋がって」きた。
今回の40周年事業を機に、札幌南高校ラグビー部はこれまでの伝統と支援への感謝を胸に刻み、次の50年、100年へと繋がる新しい一歩を力強く踏み出していく。









