国内 2026.07.26

熊谷&秩父宮でデフラグビー日本代表が奮闘。今秋の世界大会開催に向けサイレントラグビーをアピール

[ 長田耕治 ]
熊谷&秩父宮でデフラグビー日本代表が奮闘。今秋の世界大会開催に向けサイレントラグビーをアピール
熊谷ラグビー場にお目見えしたデフラグビー日本代表“クワイエットタイフーン”(筆者撮影)

 聴覚に障害のある人たちが行う”デフ(=deaf)ラグビー”。今秋に都内で開催される世界大会、「第3回ワールドデフセブンズ」の情報拡散および啓発に向け、メジャーな大会で聴者チームとデフラグビー日本代表スコッドのエキジビションマッチを実施し、大会の告知と聴覚障害問題への理解を深める試みがおこなわれている。

 6月21日には、熊谷で開催された“太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2026”のブレイクタイムに、立正大との7分間一本勝負がおこなわれた。

 本戦の前に隣接グラウンドでおこなわれた3本の試合は互角の戦いだったものの、スタジアムでの一戦はラストパスを通せず、0-14の敗戦。初めて経験する本格的なスタジアムでの、タイトなスケジュールに乗っておこなわれるイベント進行に、いつもにはない緊張を覚え、実力を発揮することの難しさを思い知った。

 さらに7月12日に秩父宮ラグビー場で開催されたジャパンセブンズでも、2002年4月以来となるエキジビションマッチとして、長年デフラグビーの強化をサポートし続けているくるみクラブと7分ハーフの試合をおこなった。

見事なオフロードでラストパスを通したHB小林(近大OB)。難しい角度のコンバージョンも成功させた

 試合は先制を許すも、岸野主将やマンオブザマッチのSH岡村らの活躍で互角の戦いを演じる。しかし終了直前にトライを決められ、21-28での敗戦となった。

 それでも、ホイッスルを使わずにおこなうサイレントレフリングや、昨年のデフリンピックで見られた“サインエール”で声援を送る姿をアピールし、デフラグビー観戦の方向性を垣間見せた試合となった。

デフラグビーとの出会いで手話を習い始めた山邉レフリー(明治学院大)は、立正大戦のノーサイド後、手話で終了の挨拶を伝えた
秩父宮のメインスタンドにて。応援の気持ちを“声”ではなく視えるものにして届けようとする観衆。それを組織だっておこなうのが“サインエール”だ

 今後もセブンズ大会へのエントリーや強化合宿が予定されており、その成果が本大会で発揮されることが期待される。どこまで成長できるか楽しみだ。

出場メンバー&スタッフで記念撮影。2002年にニュージーランドでも掲げられたバナーに新たなメッセージを加えて、ふたたび世界大会を迎える

【第3回7人制デフラグビー世界大会 (東京都内)】
10月31日・11月2日(予選)
11月3日(決勝トーナメント)

日本聴覚障がい者ラグビーフットボール連盟

デフラグビー写真博物館

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