「いい刺激を受けました」とFL米谷翔馬(東海大大阪仰星)。2026年度第1回TIDユースキャンプ(高校日本代表候補合宿)リポート
2026年度の高校日本代表の最初の活動となる1回TIDユースキャンプ(高校日本代表候補合宿)が、6月26日から愛知県の中京大学豊田キャンパスで開催されている。
今回のキャンプに参加したのは、5月1日に発表された2026年度高校日本代表候補メンバー104名の中から選抜された48名。昨年のU17日本代表を軸に、春の全国選抜大会や各ブロック大会でのパフォーマンスを評価された精鋭たちが招集された。
元高校日本代表監督で現在はこの世代の強化の責任者を務める品川英貴ユース統括(長崎北陽台)は、今キャンプの目的をこう説明する。
「一番のテーマは『世界に勝つ』。そのための基準を浸透させることを意識しています。ここに来ているのは国内のトップの選手たちですが、彼らが戦うのは190センチ100キロのWTBがいるような相手です。そんな相手に勝つんだというマインドを植え付け、学校に戻ってからもそのスタンダードで練習に取り組めるようにしていきたい」
28日におこなわれたトレーニングでは、まずFWとBKに分かれてのユニット練習に始まり、赤、黄、青の3グループに分かれてのコンビネーションやアタックディフェンスなどのメニューを1時間半にわたって実施した。実戦形式のセッションでは、シチュエーションを変えながらポジショニングやプレッシャーのかけ方を細かくチェック。海外で戦う際の生命線となる早いテンポのボールリサイクルや、相手のインサイドショルダーを狙ってヒットすることなどを強調しながら練習に取り組んだ。
積極的な姿勢でアピールしたWTB赤穗晃太郎(報徳学園)は、合宿に参加しての感触を「レベルが高い選手がそろう中で、たくさん吸収して一番成長しようというテーマで臨みました。意識の部分や練習に向けての準備など、学ぶことが多かった。負けないようにがんばりたいです」と表現。
1年時から花園で活躍するなどこの世代を牽引する存在のFL米谷翔馬(東海大大阪仰星)は、「同じポジションですごくフィットネスが高い選手がいたり、いい刺激を受けました。自分の武器はフィジカルとスピード。世界に勝つという意識を強く持って、強みをさらに磨いていきたい」と意気込みを述べた。
そうした選手たちのひたむきな姿を見つめながら、「今年は誰かが突出しているというよりバランスのとれた選手が多い」と印象を語ったのは品川ユース統括。「高校生は夏を越えてから見違えるほど伸びる。このキャンプを機に意識や取り組み方が変われば、まだまだ大きく成長すると思います」と期待を口にした。



