![【連載】プロクラブのすすめ㉜ 山谷拓志社長[静岡ブルーレヴズ] 来季こそ戦績と集客の両方を伸ばす!](https://rugby-rp.com/wp-content/uploads/2026/05/yamaya.jpg)
【連載】プロクラブのすすめ㉜ 山谷拓志社長[静岡ブルーレヴズ] 来季こそ戦績と集客の両方を伸ばす!
――事業面の振り返りもお願いします。
観客動員数は、昨シーズンは2季前に比べて横ばい、微減だったのですが、そこからブレイクスルーできました。
昨シーズンの同時期のホストゲームの観客動員数をすべて上回ることができ、ようやく平均で9000人台に乗りました(9111名)。
来シーズンは平均1万人を目指すことになると思いますが、首都圏のチーム以外で達成できればそれなりに価値のある数字だと思っています。ジュビロ磐田さんも平均1万人台ですので、同じ地域にあるチームとして存在感が増してきていると見られると思います。
――チームの戦績を除けば、すべての項目で昨年比を上回りました。
チケットの売り上げは約1200万円しか増えませんでしたが、今シーズンは一部の席種を値下げしました。まずは買ってもらえるハードルを下げることが狙いだったのですが、結果として売り上げを下げずに観客数を増やすことができたのは成功と言っていいと思います。
ただ、有料観客比率は60%台に留まってしまったので、7割にはもっていきたいです。
またグッズも今季は1億円を目指していましたが届かず、でした。ただ、ファン感謝イベントやネット販売もあったりして、まだ売る機会があるので6月末までには9000万円には乗ると思います。
スポンサーの売り上げも5億円まであと少しでした。
ホームページに載せてはいませんが、ヤマハ発動機からの支援以外の売り上げは合計8億円強となりました。1年目から5シーズンで2倍にすることができました。
これを10億円まで持っていくことが一つのマイルストーン。いよいよ目指せるなという感覚です。
――ファンクラブの会員数や売上も上がっているのは、熱量が高まっている証拠。
今シーズンのホストゲームのスケジュールはかなり難しい状況でした。12月から2月の間に毎月に2試合あり、寒い時期に集中していました。
しかも開幕戦は土砂降りの雨。それでも着券率を落とすことなく、観客動員数は1万人を超えることができました。
マーケティングチームがプロモーションや招待戦略、イベントなどを徹底したおかげですが、コアファンの方が増えてきた実感もあります。
今シーズンは「REVS HOUSE」というキーワードが浸透したこともあり、ファンの皆さんからどう盛り上げるかを考えて、主体的に動いてくれました。アンセムを歌ったり、GO! GO! REVS!! をコールしたり、前のめりになって応援してくれてビジターの会場でも大きな声や拍手を届けてくれました。
昨シーズンは戦績が良いのに集客が伸び悩みましたが、今シーズンは戦績が落ちたけど集客は伸びた。なかなかうまく噛み合わないのですが、来シーズンこそはさらに集客のベースを上げて戦績も上げる。戦績と集客の両輪が噛み合えば、平均観客数も1万人に届くと思います。
PROFILE
やまや・たかし。1970年6月24日生まれ。東京都出身。日本選手権(ラグビー)で慶大がトヨタ自動車を破る試合を見て慶應高に進学も、アメフトを始める。慶大経済学部卒業後、リクルート入社(シーガルズ入部)。’07年にリンクスポーツエンターテイメント(宇都宮ブレックス運営会社)の代表取締役に就任。’13年にJBL専務理事を務め、’14年には経営難だった茨城ロボッツ・スポーツエンターテイメント(茨城ロボッツ運営会社)の代表取締役社長に就任。再建を託され、’21年にB1リーグ昇格を達成。同年7月、静岡ブルーレヴズ株式会社代表取締役社長に就任




