国内 2026.05.23

【リーグワン入替戦】入替戦のオープニングマッチはD2の日本製鉄釜石シーウェイブスが先勝。D3狭山セコムラガッツも第2戦へ望みつなぐ

[ 編集部 ]
【リーグワン入替戦】入替戦のオープニングマッチはD2の日本製鉄釜石シーウェイブスが先勝。D3狭山セコムラガッツも第2戦へ望みつなぐ
激しいファイトで釜石SWを牽引したキャプテンのFL河野良太©JRLO

■NTTリーグワン2025-26 D2/D3入替戦 第1戦
5月22日@いわぎんスタジアム(岩手)
【釜石SW 19-17 狭山RG】

 残留か、それとも昇格か。プレーオフとは異なるもうひとつの今シーズンの成否をかけた決戦、リーグワンの入替戦が、いよいよ今週末からスタートした。その幕開けとなる一戦が5月22日金曜日の夜におこなわれ、ディビジョン2で7位の日本製鉄釜石シーウェイブスが、ディビジョン3の2位狭山セコムラガッツを地元岩手のいわぎんスタジアムで迎え撃った。

 ゲームは立ち上がりからホームのシーウェイブスのペースで進む。NO8サム・ヘンウッド、CTBヘルダス・ファンデルヴォルトらの激しいヒットを軸にコリジョンのバトルで優位に立つと、開始4分にSO落和史のブレイクからたたみかけてFLアンガス・フレッチャーのトライで先制。8分にもCTBトンガ モセセの防御ライン裏へのパントからチャンスを作り、HO西林勇登が左中間に飛び込んだ。

 さらに12分にはラガッツのSO忽那鐘太が自陣ゴール前でのシニカルプレーによりイエローカードに。そのままシーウェイブスが引き離すかと思われたが、続くチャンスをイージーエラーであっさり潰すと、今度はラガッツが次第に息を吹き返していく。

「序盤に2つトライを取れたことで、自信を持ち過ぎてしまった」(釜石SWトウタイ・ケフHC)

 24分、ラガッツが相手陣レッドゾーンでこの日初めてマイボールのラインアウトを得ると、粘り強くフェーズを重ねて前進。最後はピッチに戻ってきたばかりのSO忽那がギャップを突いて右中間に押さえた(12-7)。

 しかしシーウェイブスもここで踏みとどまり、反撃に転じる。30分にNO8ヘンウッドがトライラインを超えたシーンは、直前にノックフォワードがあったというTMO判定によりトライキャンセルとなったが、38分にはSO落のフラットパスからCTBファンデルヴォルトが鋭く縦へ切れ込んで右中間にフィニッシュ。19-7とリードを広げて前半を折り返した。

 サイドが入れ替わった後半もシーウェイブスが先にモメンタムをつかんだが、つなぎの場面や連携の部分で精度を欠き、なかなか追加点を奪えない。代わって勢いに乗ったのはラガッツだ。15分以降は運動量で上回り、相手陣のいい位置で攻めるシーンが増え始める。

 迎えた25分、右コーナーでマイボールラインアウトのチャンスを得ると、コンテストにきた相手をかわしてモールを形成。ジリジリと押し切ってHO奥野翔太がなだれ込む。SO忽那が難しい角度のコンバージョンを通し、19-14に。

 主導権を握ったラガッツはなおも闘志を前面に押し出して攻め立て、相手陣22メートル線内でいい形を作る。そしてこの試合における最重要局面が訪れたのは、大詰めの36分だった。

 シーウェイブスにイエローカードが出る中、ラガッツがゴール前で連続攻撃を仕掛け、ペナルティを獲得。数的優位の状況だったが、スクラムやラインアウトでボールを失うリスクを考慮し、チームはPGを選択する。

 SO忽那がこれを決め、スコアは17-19に。2点差で3分あまりを残す状況としたが、ここでFBチェイス・ティアティアが痛恨のレイトチャージをおかし、シーウェイブスに自陣深くまで入られてしまう。このラインアウトは相手のノックフォワードに救われたものの、最後はマイボールスクラムからタッチへ蹴り出して試合を終わらせ、シーウェイブス19-17ラガッツでフルタイムとなった。

 この結果、シーウェイブスは勝ち点4、ラガッツは7点差以内のボーナスポイントで勝ち点1を獲得。得失点差「2」で第2戦に臨むこととなった。なお第2戦は東京都のAGFフィールドで、5月31日の14時30分にキックオフされる。

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