国内 2026.03.29

【全国高校選抜大会・準決勝】2連覇を目指す桐蔭学園が決勝進出。佐賀工とのクロスゲームを制す。

[ 編集部 ]
【全国高校選抜大会・準決勝】2連覇を目指す桐蔭学園が決勝進出。佐賀工とのクロスゲームを制す。
キックゲームで力を発揮し、トライも挙げたFB曽我大和(撮影:福島宏治)

■第27回全国高校選抜大会 準々決勝・3月29日@熊谷ラグビー場(埼玉)
【桐蔭学園 15-7 佐賀工】

 埼玉県の熊谷ラグビー場で開催されている第27回全国高校選抜大会は、3月29日に準決勝がおこなわれた。
 第1試合は昨季王者の桐蔭学園と、4大会ぶりにベスト4に進んだ佐賀工が対戦。桐蔭学園が15-7の接戦をものにして、決勝へと駒を進めた。

 序盤、得意のモールを生かしたい佐賀工はFB座本歩人を中心に徹底したキック戦略で、エリアを取りに行く。前半9分には敵陣ゴール前でモールを組むチャンスを得たが、ここは王者・桐蔭学園が守り抜いた。

 その桐蔭学園はスクラムやラインアウトでミスが目立つも、徐々に相手のキックに対応し、エリアを取り返し始める。

 スコアが動いたのは29分。桐蔭学園が敵陣中盤でのラインアウトを起点にフェーズを重ねる。FWをしつこく当てたあと、SO瀬戸功大がギャップを突いて巧みなオフロード。左のオープンスペースへとパスが滑らかにつながり、最後はCTB古賀啓志がコーナーに飛び込んだ(5-0)。

 佐賀工もロスタイムに敵陣深くでのラインアウトの好機を得たが、桐蔭学園LO今野蒼威が見事なスティール。ビッグチャンスを生かせず、無得点で前半を終えた。

 後半も先に得点したのは紺のジャージー。2分に瀬戸が約30メートルのPGを沈めて8-0。巧みな試合運びでペースを渡さない。

 しかし10分前後を境に桐蔭学園にペナルティがかさみ、佐賀工が敵陣でボールを持つ機会が増え始める。それが実ったのは16分。ゴール前のタップからリモールを組み、SH小櫻経一郎が抜け出して中央左にトライ。コンバージョンも決まり、7-8と1点差に迫った。

 しかし桐蔭学園は慌てない。丁寧なディフェンスと巧みなキックで徐々に主導権を取り戻し、佐賀工陣内でゲームを進める。26分にはトライライン目前でFWがじっくりとフェーズを重ね、一瞬の隙を突いて、司令塔の瀬戸が裏のスペースへショートパント。FB曽我大和がトライゾーンで押さえて15-7と突き放し、決勝進出を決めた。

 2大会連続優勝へ王手をかけた桐蔭学園の藤原秀之監督は、「タイトなゲームが経験できてよかった。(決勝まで)5試合できることが大きい。東福岡、東海大大阪仰星、大阪桐蔭とは戦いたかった」と、31日におこなわれるファイナルを見すえた。

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