国内
2025.07.14
東芝ブレイブルーパス東京の荒岡義和社長が退任。後任は薫田真広氏、GMと兼任。

NTTリーグワン ディビジョン1で2連覇を達成した東芝ブレイブルーパス東京は7月14日、運営会社の荒岡義和 代表取締役社長が7月末で退任することを発表した。
東芝ブレイブルーパス東京株式会社は、リーグワンで数少ない母体企業から法人として独立した運営会社で、2021年8月の設立より東芝グループの東芝インフラシステムズで中部支社長を務めていた荒岡氏が初代社長に就任。リーグワン初年度から4季に渡りチームを経営した。8月以降は社会インフラの事業会社で経営に携わり、ラグビーの世界からは離れるという。
また静岡聖光学院の校長から転身し、2022年7月から経営をサポートした星野明宏プロデューサーが8月末に退任することが合わせて発表された。8月1日より、薫田真広GMが現職と兼任で代表取締役社長に就任する。
薫田真広GMは日本代表44キャップのチームOBで、ポジションはHOだった。筑波大卒業後の1989年に東芝に入社し、2000年に現役を引退。監督、総監督を歴任し2020年から現職に就いた。
定例記者会見で退任を発表した荒岡社長は、就任当初に掲げた2025年までの「優勝」と「ホストゲーム平均観客数8000人以上」という目標を前倒しで達成できたことを挙げ、「いい状態のところで新体制へ移行」することが退任理由の一つであると明かした。
荒岡社長は2024-25シーズンの事業総括で、母体企業のスポンサー収入を除く事業売上高が前年比126%の7億2000万円、その中でもリーグワン全体の観客数が伸び悩む中でチケット収入が2億100万円(前年比1300万円増)と4季連続で増収を果たしたことを発表。ラグビーの競技力だけでなくビジネスでも大きく成長したブレイブルーパスのマネジメントは、次のステージに進む。