【全国高校大会予選】南北海道は立命館慶祥が札幌山の手を破り花園初出場!北北海道は13年ぶりに北見北斗が優勝
第2試合は北北海道の北見北斗と旭川龍谷が対戦。
北見北斗は準決勝で遠軽を17-8で破り、4年ぶりのファイナルだった。
立ち上がりは旭川龍谷がPR佐野凰惺の好タックルやWTB真山太陽の突破で見せ場を作るも、最後はペナルティやミスに終わり得点につながらず。
逆にキックでエリアを進め、CTB藤枝航史が強烈なタックルで相手のノックオンを誘うなど、敵陣での攻防を展開した北見北斗が先制トライを奪う。10分、スクラムを起点にCTB山内悠生が大きくゲインラインを切ると、最後はゴール前の肉弾戦からFL山森隼人が押し込んだ(5-0)。
北見北斗は13分にもタックルから流れを掴む。WTB庄司直輝のタックルからターンオーバー。相手陣22㍍ライン付近でのラインアウトからモールで一気に前進し、最後はSO中嶋優斗が反対サイドへのキックパスをWTB庄司がインゴールで抑えた(10-0)。
その後は互いに相手陣深くまで攻めても、最後はミスやペナルティで終わる展開に。旭川龍谷はFB大西翔海が自陣から敵陣22㍍ライン付近まで突破するも、北見北斗のPR小野響暉がゴール前でジャッカルを決めるなど、一進一退の攻防は続いた。
次にスコアが動いたのは後半開始早々。またも北見北斗がキック合戦を制してSO中嶋がラインブレイク、そのままインゴールまで独走した。
0-17とされた旭川龍谷は15分にようやく点差を縮める。相手のペナルティで敵陣に入り22㍍ライン付近からモールで前進、NO8日淺海斗が抜け出して雄叫びを上げた(7-17)。
しかし、ここから北見北斗は逃げ切りを図る。キックでエリアを取りディフェンスする自分たちの形から、20分にPGを加える。23分にも敵陣でCTB山内のタックルからNO8荒田悠佑がジャッカルを決めて、2本目のPGで点差を広げた(26-7)。
大勢が決まった28分に旭川龍谷のCTB水口遥太がトライを奪うも、26-14でノーサイドの笛が鳴った。
北見北斗は創立100周年に38回目の出場を決めた。花園では1952、’53、’60、’63年に4度の準優勝を誇る、えんじ×白の段柄ジャージーが高校ラグビーの聖地に帰ってくる。