国内 2021.12.12
関西学院大、摂南大が「A」の意地見せる。入替戦で大体大、龍谷大を大差で破る

関西学院大、摂南大が「A」の意地見せる。入替戦で大体大、龍谷大を大差で破る

[ 編集部 ]
2トライを挙げた摂南大CTB東将吾。再三のラインブレイクで光った(撮影:前島進)

 第2試合では、摂南大がチャレンジャーの龍谷大に5トライを奪われるも、自慢のアタックで11トライを挙げ、結果69―29。ダブルスコアで上回った。

 摂南大は一発で仕留める力がった。先制トライは前半1分。ラインアウトからのアタックでCTB東将吾がきれいにラインブレイク、そのままインゴールに入った。
 自陣でディフェンスする時間も長かったが、9分にはFBヴィリアミ・ツイドラキが意表を突いて自陣からそのまま走り切った。24分もターンオーバーからフェイズをかけずにCTB東の突破で2トライ目を挙げた。

 一方の龍谷大は22㍍ライン内に入れば精度の高いアタックを披露し、WTB森岡宏文が2トライを奪った。
 12―31で迎えた後半も開始直後のキックオフを確保し、ラインアウトモールからHO大畑龍平がトライ。2トライ2ゴール差まで迫った。直後にキックオフからやり返されるも、11分にNO8高山直暉が肉弾戦を制して食らいついた。

 だが龍谷大の追い上げはここまで。以降、摂南大が走力のあるWTBテビタ ・タイやFBツイドラキがトライを重ね、4連続トライ。64―24とし勝負を決めた。

 龍谷大の原田太津男監督は「春から取り組んでいたうちらしいアタックは十分にAリーグに通用すると分かった。一方で、個々のレベルの高さで及ばないところがたくさんあって、これがAリーグの壁と感じた」と話した。15季ぶりのAリーグ復帰とはならなかった。

 一方の摂南大は3年連続の残留を決めた。FL隈元添太主将は、「勝ち切れたことを嬉しく思う。今季はAリーグの中で数々の経験をさせていただいた。後輩たちにバトンをつなげたことは価値ある勝利だと思います」と最後の戦いを振り返った。

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