コラム 2021.12.06
【ラグリパWest】アツラグのつながりを同期からラグビー界全体へ。

【ラグリパWest】アツラグのつながりを同期からラグビー界全体へ。

[ 鎮 勝也 ]
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 ラグビー界では昭和の43年会や45年会が先んじて活動を始めている。
「上の代でもやっていることは知っています。僕ら下の世代でも、ということになりました。40歳はきっかけとしてよいと思います」
 中山はそう説明した。

 実行委員には消防士の岡本大侑(だいすけ)も名を連ねている。フロントローだった岡本の高校は中山と、大学は土井と同じである。

 1981年度生まれの経験者は楕円球界で重きをなしている者が多い。

 この年末年始の101回の全国大会には監督として3人が出る。湯浅と相亮太、霜村誠一だ。相は流経大柏を霜村は桐生第一を率いる。大向将也、中部大春日丘のコーチもこの代になる。

 花園予選で敗れた監督では梶村、橋脇正典、川村圭希らがいる。橋脇は和歌山工、川村は常翔啓光を指導。関東学院六浦の総監督、林広大や大阪朝高の前監督、権晶秀(くぅおん・じょんす)もそうである。

 2015年ワールドカップで日本代表の主将をつとめた廣瀬俊朗、トップレフリーの久保修平、俳優の高橋光臣も同期だ。高橋は常翔啓光の前身、啓光学園から東洋大に進んだ。

 当初は第一グラウンドを借りる予定だったが、東大阪市の成人式の祝賀行事が入っていた。9日は成人の日の3連休の中日にあたる。試合開始は午後1時。3時間のグラウンド使用を予定している。その料金などの支払いのために2500円の会費を徴収する。

 また、この9日は高校全国大会の翌日にあたる。大会で役務についている教員や新チームによる新人戦のことを考えた。
「会社員の人たちも正月休みの範囲の最後がここかなあ、と思います」
 中山はそう補足する。

「日本であったワールドカップでラグビーはぐっと来たけど、コロナなんかがあってしぼんでしまいました。僕らの活動がラグビーのさらなる盛り上がりに少しでもつながっていってくれれば、うれしいですね」

 中山は経営者らしく先を見る。まずこの1回目を成功させ、できればスポンサーや協賛企業も増やしたい。同期とのつながりをラグビー界への大きなうねりにまでもっていければ最高だ。夢は果てしなく広がってゆく。

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