明大68-29流経大。メイジが走り勝って春季大会2連勝。運動量と選手層をアピール!
両軍が点を取り合い21―10となっていた33分には、WTBの松本純弥が自陣22メートル線付近右から蹴り込み、そのボールを敵陣中盤右で確保。以後は味方が左中間のスペースをえぐり、FLの森山雄太が止めを刺した。ゴール成功で28―0。
さらに35分頃には、自陣中盤左での相手ボールスクラムからフリーキックを獲得。速攻。敵陣ゴールラインまでの約70メートルもの距離を、複層的な陣形と個々のランニングスキルで攻略する。
最後は好ゲームメイクで魅したSOの伊藤耕太郎が右タッチライン際を大きく破り、サポートについた児玉とともにSHの飯沼蓮主将のトライをお膳立てした。直後のコンバージョンも決まり、得点は35―10となった。
35―17のスコアで迎えた後半も、明大はメンバーを入れ替えつつ点差を広げる。
WTBで先発の金昴平は序盤から自陣ゴールエリアまで駆け戻るバッキングアップ、防御の裏へのキックで際立ち、ハーフタイム後は本職のFBで軽やかに駆けた。32点リードの後半22分には、自陣22メートル線エリア左中間からのライン参加と大外へのパスで松本のトライをお膳立てした。54―17。
後半18分から登場した左PRの中山律希はスクラムや突進、LOの木戸大士郎はタックルとゲインラインへの駆け込みで光った。2人の位置でスターターを務めていた中村公星、亀井茜風もセットプレーを安定させていたとあり、選手層の厚さがにじんだ。中山のトライが決まったのは試合終了8分前で、直後のゴール成功でスコアは61―24となった。
流経大は続く37分にブルアがこの日2つめのトライを挙げて61―29としたが、反撃はここまで。ノーサイド後はグラウンドの脇で車座となり、内山達二監督からこんな旨で檄を飛ばされた。
「いつも通りのことをしていたら、いつも通りの結果になるよ。チェンジするよ!」