国内 2020.08.14
東福岡24-12大阪桐蔭。フィジカル強度は九州>関東>関西?

東福岡24-12大阪桐蔭。フィジカル強度は九州>関東>関西?

[ 編集部 ]

「お互いに接点にこだわりのあるチーム同士。タックル後のリロードとリアクションで(すぐに起き上がって、守備の態勢を整える)、相手に攻めるスペースを与えないことを意図していたが、そこをやりきれなかった。スコアよりも内容。全国上位のゲームがどんなものかという実感を得ることができた。コンタクト、ブレイクダウンでは6:4で相手を上回りたかったが、当てきれませんでしたね」

 勝った東福岡・藤田雄一郎監督も冷静に、充実感をもって試合を振り返った。

「課題が、よりクリアになりました。コンタクト、ブレイクダウン、やはり大阪桐蔭は強かった」

九州の東福岡、関西・近畿の大阪桐蔭、関東では桐蔭学園。

終了直前の失トライから、相手GKに全員でチャージにいく大阪桐蔭。好チーム(撮影:長岡洋幸)

 コンタクトやブレイクダウンの強さ、ボールを素早く出す力はどこが一番上か。編集部が試合を直接見た印象、選手や関係者の所感を総合すると、現状は東福岡が先陣を切り、桐蔭学園がそれに次ぎ、大阪桐蔭が僅差で追う構図だ。

 もちろん、フィジカルについてはチームによって概念も方法論も違う。力は極めて接近している。夏の消化試合数もまちまちで評価は難しく、あくまで今時点のもの。たとえば桐蔭学園は、夏合宿唯一の試合が12日の東福岡戦だった。

 各校は9月にも試合を予定、大阪桐蔭は11月1日に決勝がある大阪府予選で、東海大仰星と同じ第一地区に入っている。

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