国内
2020.02.14
「楽しい試合になる」全勝対決にリーチ笑顔[あすからTL5節]
【キーワード】パナソニックワイルドナイツ, キヤノンイーグルス, トップリーグ, 日本ラグビートップリーグ, リーチマイケル, 稲垣啓太, 田村優, 具智元, 松田力也, ホンダヒート, 堀江翔太, 東芝ブレイブルーパス
TLでのパナソニック戦は2014年シーズンの勝利から勝ち星がない東芝は、今季のスタッツでもトライ数、総得点など多くの数値で対戦相手を追う位置に立つ。最強の相手に挑むリーチは「パナソニックは本当に強いチーム。でも、東芝も昨シーズンまでと比べて強くなってきている。厳しい戦いになるが、優勝するために東芝の強さを見せていきたい」と前向きだ。堅い防御からボールを奪って一気にインゴールを狙うパナソニックに対して、東芝はコンタクトエリアで重圧をかけたいところだ。
2018年シーズンまで3季連続で4強入りを逃してきた東芝だが、今季は開幕戦で優勝候補の一角サントリーを倒して勢いに乗った。開幕4連勝という最高のスタートに、リーチは「チームのカルチャーが作られてきた。選手もポジティブだし、とにかくすべてのメンバーが試合で頑張っている」と進化を感じ取る。
今季就任した元オールブラックス主将、トッド・ブラッカダー・ヘッドコーチ(HC)のチーム作りについても「フィジカル強化だけじゃなく、スマートなアタックもできるようになってきたし、ボールを大きく動かすこともできてきた。後半の追い上げでも強さを見せられる」と、その手腕へ揺るぎない信頼を寄せる。リーチの故郷でもあるクライストチャーチをベースとするクルセイダーズをスーパーラグビー最強チームに鍛えたのが、現在パナソニックを率いるロビー・ディーンズ監督だ。ブラッカダーHCも師と仰ぐ名将との、母国ニュージーランドでも実現しなかった直接対決も注目だ。(吉田 宏)
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