国内
2019.11.04
東海大、日大のチャレンジ 50-7で退ける
序盤8分からスコアは動き、東海7-0日大、7-7、12-7、17-7と推移しての31分、勝負の天秤がぐっとかたむくトライが決まった。
東海大が自陣からWTB杉山祐太を80メートルほど走らせて右隅へ。それまでのFW戦を五部以上の支配で凌いだ上で、決定力あるアウトサイドBKの力を見せつけた。
前半34分には東海が、ディフェンスの粘りも見せた。中盤の東海の反則から、日大がゴール前ラインアウトへ。モールで押し込み、ラックでゴール前に張り付いたが、これを東海大が守り切った。
そして、再びブルーのアタック。
後半5分に東海大1年生FL、レキマ・ナミサラがラインアウトモールから抜け出して左隅へ。丸太のような腰でディフェンスをかき分け、この日2本目のトライを奪った。東海大29-7日大、大勢を決めた。
ここまで、4位、3位、2位校を倒してきた日大は、優勝を見据えて1位東海に思い切ってチャレンジした。前半1本目のスクラムから反則を取られ、その後も自陣ゴール前スクラムでめくり上げられるなど、強みを封じられる時間帯が長かった。
敗れた日大の中野克己監督は潔く相手を称えた。
「競り合って負けたわけでもないので、はっきりしてよかった。力の差があったということ。また練習、頑張ります」
絞った強みを磨き上げる日大はあくまで、FWとディフェンスを掲げてハードワークを続ける。リーグ戦全勝チームは東海大のみとなった。
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