海外 2019.06.01
狙って奪ったトライから1週間。ジェイソン・エメリーが今季ホーム初勝利へ、躍動誓う。

狙って奪ったトライから1週間。ジェイソン・エメリーが今季ホーム初勝利へ、躍動誓う。

[ 編集部 ]



 NZ・タウランガ生まれ。父・クリーブンさん、母・タニアさんともマオリの血を引く。
 同地で5歳まで過ごし、ウエリントンへ。10歳でパーマストンノースに移った。楕円球を追い始めたのは8歳の頃。ジョンソンビルクラブに入った。

「最初から小さい体なので、大きな相手と戦うための工夫を特に意識したことはありません。ただ、小柄なのだからスキルが高くないと戦えない。完璧なプレーをしないとやられてしまう」
 そう話す男は、州代表にも選ばれたことのあるタッチラグビーをはじめ、バスケットボール、クリケット、テニス、バレーボール、バドミントンをプレーすることでバランスよく体力と感覚を伸ばし、トッププレーヤーに育った。
 シーズンを通してクオリティーの高いプレーを発揮できるのは、土台がしっかりしているからだ。

 6月1日のブランビーズ戦、チームはボールを保持し続け、自分たちのスタイルを貫くことで勝利を手にしようと思っている。
 小柄だが研ぎ澄まされた13番にかかる期待は大きい。先週のプレーヤー・オブ・ザ・ウイークに選出されたテヴィタ・クリンドラにら相手のCTBも好調だが、エメリーが攻守で目立つなら、秩父宮ラグビー場が沸くシーンも増えそうだ。

NZ高校代表時の同期には、TJペレナラやアーディー・サヴェアらがいた。(撮影/松本かおり)

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