あす土曜日にマレーフィールドで日本代表と対戦するブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズのメンバーに、新たな変更があった。
トレーニングで脳しんとうに見舞われ出場不可となった2021シックスネーションズ(欧州6か国対抗戦)最優秀選手のFLハミッシュ・ワトソンに続き、同じスコットランド代表のPRザンダー・ファーガソンが背中を痛め、ライオンズデビューとなるはずだったホームでの日本代表戦を欠場することになった。
ライオンズによれば、25歳のタイトヘッドプロップであるファーガソンは24日朝のトレーニングに参加できず、100%の状態ではないため、日本代表戦のあとに南アフリカ遠征を控えていることから、ウォーレン・ガットランド ヘッドコーチはリスクを冒す必要はないと判断したという。
代わりに、当初リザーブに名を連ねていたタイグ・ファーロングが背番号3をつけて先発する。
ファーロングはアイルランド代表としてワールドカップ2大会(2015、2019年)出場を含め49キャップを持つ。ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズには2017年にも選出され、ニュージーランド遠征で同国代表“オールブラックス”とのテストシリーズに3試合すべて先発している。強力なスクラメイジャーで、ハンドリングとランニングのスキルがあり力強いボールキャリアーとしても知られ、現代ラグビーにおいて世界最高のプロップのひとりといわれている。
ベンチメンバーには、負傷離脱したPRアンドリュー・ポーター(アイルランド)に代わって追加招集されていたイングランド代表PRカイル・シンクラーが新たに入る。
シンクラーは2019年ワールドカップの準優勝メンバーで、イングランド代表として44キャップを持ち、2017年のライオンズツアーも経験している。