■ザ・ラグビーチャンピオンシップ2025
・9月13日@スカイ・スタジアム(ウェリントン)
【南アフリカ 43-10 ニュージーランド】
南半球4カ国対抗戦「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」
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南半球4か国対抗戦「ザ・ラグビーチャンピオンシップ(TRC)」第4節、大会首位ニュージーランド代表“オールブラックス”と同3位の南アフリカ代表“スプリングボクス”の第2テストがウェリントンでおこなわれた。先週のオークランドでの第1テストはオールブラックスが24-17で勝利している。
早い時間帯で両チームに負傷者が出る展開。前半12分、南アフリカがラインアウトを起点としたアタックでトライラインまで攻め込み、途中出場のLO RG・スナイマンが押し込んだかに見えたが、TMOでノックフォワードが確認されノートライとなる。
スコアが動いたのは18分、NZはボールを左右に大きく動かしながら前進すると、最後は初キャップのWTBリロイ・カーターが左サイドで受けてトライ。FBダミアン・マッケンジーのコンバージョンも決まり7点を先制した。
南アフリカは25分、WTBチェスリン・コルビが自陣でのインターセプトから走りきりトライを返す。SOマニー・リボックのゴール成功で同点に追いついた。
南アフリカは前半の40分間を通してテリトリーで優位に立つも、効率的に得点に結びつけることはできず。一方のNZは29分のPGで3点を勝ち越し、10-7でハーフタイムに突入した。
セカンドハーフにギアを上げた南アフリカ。後半3分にスクラムでコラプシングのペナルティを誘いながら右に展開し、大外で受けたWTBコルビが内へのステップで切り返してトライ。SOリボックが角度のあるコンバージョンを決めて逆転する。(17-10)
南アフリカは7分のPGでリードを広げて以降も主導権を握り続け、21分にはCTBダミアン・ヴィレムセがトライゾーンの右中間まで走り抜けてトライ(G)。その後、全てが噛み合わないNZを圧倒する南アフリカは3トライ2ゴールを重ね、ゲームを完全に支配した。
最終スコアは43-10。後半にNZを完封した南アフリカが圧勝し、前節のリベンジと両チーム間で争うフリーダムカップの防衛を果たした。
スプリングボクスは勝利の勝ち点4と、3トライ差以上のボーナスポイント1点を加えた。自チームの歴史上最大の点差で敗れたオールブラックスは勝ち点を重ねることができなかった。TRCは第4節が終了し、全4チームが2勝2敗の戦績を残す大混戦が展開されている。