オーストラリア代表“ワラビーズ”は8月7日、南半球4か国対抗戦「ザ・ラグビーチャンピオンシップ(TRC)」第1ラウンドの南アフリカ遠征に向けた35名のスコッドを発表した。
南半球4カ国対抗戦「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」
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ベースはブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ戦のメンバーだが、WTBハリー・ポッターなど負傷したプレーヤーは外れている。WTBフィリポ・ダウングヌはパートナーの出産立会いのため、今回の遠征には参加しない。
SHジェイク・ゴードンもハムストリングを負傷したため、バックアップとしてB&Iライオンズシリーズでの代表引退を表明していたSHニック・ホワイトが緊急で招集されることになった。
キャプテンのNO8ハリー・ウィルソン、B&Iライオンズ戦で強烈なフィジカルを見せつけたLOウィル・スケルトン、CTBジョセフ=アウクソ・スアリイらが順当に選出された。ワラビーズ歴代最多147キャップのPRジェームズ・スリッパーもスコッドに名を連ねている。
シドニー出身のPRエイデン・ロスは、2022年7月にニュージーランド代表“オールブラックス”としてテストマッチに出場しているが、この試合から36か月が経過したことでオーストラリア代表資格を取得、初めてワラビーズとして招集を受けた。
現在世界ランキング6位のワラビーズを率いるジョー・シュミットHCは、B&Iライオンズ戦から継続的に活動するチームについて「グループの中核を維持しつつ、厚い選手層のとフレッシュなメンバーの力を借りられることは喜ばしいことです」とコメント。
世界王者・南アフリカとの対戦を前に「テストシーズンが始まって以来、チームはいくつかの前向きなステップを踏んできましたが、この先に多くのハードワークが待ち受けていることは誰もが承知しています」と気を引き締めた。
ワラビーズは今年のTRCで8月15、22日にアウェイで南アフリカ、9月6、13日にホームでアルゼンチンと対戦する。NZとの最終ラウンドは9月27日にアウェイで、10月4日にホームでの試合が組まれている。
【オーストラリア代表 TRC2025南アフリカ代表戦スコッド】(35名)
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ジェームズ・スリッパー(ブランビーズ/147キャップ)
タニエラ・トゥポウ(ワラターズ/59キャップ)
アンガス・ベル(ワラターズ/39キャップ)
トム・ロバートソン(フォース/33キャップ)
ゼイン・ノンゴール(レッズ/12キャップ)
エイデン・ロス(レッズ/0キャップ)
<HO>
ブランドン・パエンガ=アモサ(フォース/21キャップ)
ビリー・ポラード(ブランビーズ/10キャップ)
ジョシュ・ナッサー(レッズ/6キャップ)
<LO>
ルカン・サラカイア=ロト(レッズ/41キャップ)
ウィル・スケルトン(ラ・ロシェル[FRA]/34キャップ)
ニック・フロスト(ブランビーズ/29キャップ)
ジェレミー・ウィリアムズ(フォース/14キャップ)
<FL/NO8>
ロブ・ヴァレティニ(ブランビーズ/53キャップ)
フレイザー・マクライト(レッズ/29キャップ)
ハリー・ウィルソン(レッズ/26キャップ)
ランギ・グリーソン(ワラターズ/17キャップ)
トム・フーパー(ブランビーズ/13キャップ)
カルロ・ティッツァーノ(フォース/8キャップ)
ニック・チャンピオン・ドクレスピニー(フォース/1キャップ)
<SH>
ニック・ホワイト(フォース/73キャップ)
テイト・マクダーモット(レッズ/45キャップ)
ライアン・ロネガン(ブランビーズ/0キャップ)
<SO>
ジェームズ・オコナー(クルセイダーズ[NZ]/64キャップ)
ベン・ドナルドソン(フォース/19キャップ)
テイン・エドメド(ワラターズ/1キャップ)
<CTB>
レン・イキタウ(ブランビーズ/43キャップ)
ハンター・パイサミ(レッズ/31キャップ)
ジョセフ=アウクソ・スアリイ(ワラターズ/8キャップ)
ジョシュ・フルック(レッズ/4キャップ)
<WTB/FB>
アンドリュー・ケラウェイ(ワラターズ/41キャップ)
トム・ライト(ブランビーズ/41キャップ)
マックス・ジョーゲンセン(ワラターズ/11キャップ)
ディラン・ピーチ(フォース/6キャップ)
コーリー・トゥール(ブランビーズ/0キャップ)