■シックス・ネーションズ2025
/3月8日@スコティッシュガス・マレーフィールド(エディンバラ)
【スコットランド 35-29 ウエールズ】
ラグビー欧州6カ国対抗戦「シックス・ネーションズ」
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HC交代を経て苦しみながらも今大会初勝利をめざすウエールズを、1勝2敗のスコットランドがホームで迎え撃った。
ウエールズは前半3分のPGで先制点を挙げる。直後にスコットランドがフェーズを重ねて前進、5分に左サイドを余らせてFBブレア・キングホーンがスミにグラウンディングした。その後も勢いを増すスコットランドは11分に左サイドの突破からCTBトム・ジョーダンにつないでトライ(G)。早々に14点を重ねた。
ウエールズは24分にSOガレス・アンスコムのキックをFBブレア・マレーがトライゾーンで押さえて1本返すが、27分にWTBダーシー・グレアムが右中間の前に空いたスペースを突いてスコットランドがすぐに取り返す。
PRウィルグリフ・ジョンが31分にイエローカードを受けてウエールズが1人を一時的に失う中、33分にスコットランドのCTBトム・ジョーダンが2本目のトライ(G)を奪う。前半は28-8のスコットランドリードで折り返した。
後半最初のスコアもスコットランドに入る。8分に左サイドのラインアウトモールから展開、バックドアを通したラインアタックで右中間のトライラインを割り7点を追加した。
27点差がついた状況からウエールズがギアを上げていく。21分にCTBベン・トーマス、28分に途中出場のLOテディ・ウィリアムズがトライゾーンに入り14点を積み上げる。(22-35)
36分にはブレア・マレーが相手を飛び越える動きを見せながらビッグゲイン、NO8タウルぺ・ファレタウにつないでトライを奪ったかに思われたが、ブレア・マレーのジャンプがTMOで危険なプレーとみなされトライキャンセルになってしまう。
後半40分を越えてウエールズの勝利の目は潰えたが、最後の攻撃でラインアウトから展開し、CTBマックス・ルウェリンがボーナスポイントの基準となるチーム4本目のトライをゲット。
最終スコアは35-29となり、スコットランドが今大会2勝目(2敗)を挙げ4トライ以上のボーナスポイントを獲得した。ウエールズは4敗目となったが「7点差以下」と「4トライ」によるボーナスポイント2点を得た。