■シックス・ネーションズ2025
/3月8日@アビバ・スタジアム(ダブリン)
【フランス 42-27 アイルランド】
ラグビー欧州6カ国対抗戦「シックス・ネーションズ」
全15試合をWOWOWで生中継&ライブ配信!
今大会3戦全勝のアイルランドと2勝1敗のフランスがダブリンで激突。事実上の優勝決定戦は、試合の内容も含めて予想外のワンサイドゲームとなった。
序盤はアイルランドの攻めに耐えるフランスという展開が続く。動きが出たのは前半20分、アイルランドのLOジョー・マッカーシーがボールを持たない相手選手を引き倒したことがTMOで確認され、イエローカードを受ける。数的有利のフランスはこのペナルティを起点としたラインアウトからモールをドライブし、左のショートサイドを余らせてWTBルイ・ビエル=ビアレに回して仕留める。フランスが21分の先制トライで5点を先取した。
しかし29分にフランスにアクシデントが訪れる。ブレイクダウンで右膝を傷めたキャプテンのSHアントワンヌ・デュポンが負傷交代となる。
そこから互いに1本ずつPGを決めて前半40分が経過。アイルランドは最後のアタックでハーフウェイライン付近で相手のペナルティを誘い、ここからSOサム・プレンダーガストが長距離のショットを沈めて前半終了。8-6のフランスリードでハーフタイムを迎えた。
後半3分、アイルランドがラインアウトモールからトライ(G)を奪い逆転。ここから流れを引き寄せるかと思われたが、フランスが圧力を高める。
7分にFLポール・ブドゥアンが右中間を押し込むトライ(G)でフランスが再逆転。一連のプレーでアイルランドのWTBカルヴィン・ナッシュのヘッドコンタクトがヘッドコンタクトによりイエローカードを受ける。
勢いに乗るフランスは10分にWTBルイ・ビエル=ビアレが左大外を走り前方へキック、自ら追いついてトライゾーンにボールを押さえてリードを広げる。(22-13)
フランスは19分に途中出場のオスカー・ジェグがブレイクダウンのインサイドを突いてトライ(G)。34分にフランスのFLフランソワ・クロスがイエローカードを受けるも、直後の35分に自陣トライライン前でのインターセプトからWTBダミアン・プノーがフランス代表の歴代記録「38」に並ぶトライをマークし29点差をつけた。(42-13)
アイルランドは2トライ2ゴールを返したが、ボーナスポイント獲得には至らず。最終スコア42-27でフランスがアイルランドに大勝した。4トライ以上でボーナスポイント獲得のフランスは勝ち点16とし、14のアイルランドを上回り、今大会首位に躍り出た。