■シックス・ネーションズ2025
／2月23日＠スタディオ・オリンピコ（ローマ）
【フランス 73－24 イタリア】
ラグビー欧州6カ国対抗戦「シックス・ネーションズ」
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アイルランドに次ぐ優勝候補と目されながら、前節イングランド戦で敗れた世界ランキング4位のフランス。第3節は昨年13－13で引き分けた同10位、イタリアのホームに乗り込んだ。
先制はイタリア。スクラムでフリーキックの反則を誘い、クイックリスタートから中盤でラインブレイクし、前半11分にCTBトンマーゾ・メノンチェッロが右中間にトライ。FBトンマーゾ・アランのコンバージョンも決まり7点を先取した。
すぐさまフランスも反撃。敵陣深くまで前進し、14分にブレイクダウンを抜け出したLOミカエル・ギヤールがトライゾーンまで手を伸ばした。SOトマ・ラモスのゴール成功で同点に追いついた。
イタリアは18分のPGで勝ち越すが、22分のラインアウトモールからのトライ（G）でフランスが逆転。続けて24分に右サイドを突破したWTBルイ・ビエル=ビアレのパスを内で受けたキャプテンSHアントワンヌ・デュポンが右中間にグラウンディング。フランスが11点のリードを奪った。（21－10）
28分にイタリアのLOフェデリコ・ルッツァが中盤でペネトレート、相手を3人引きつけながらクロスする形でCTBフアン・イグナシオ・ブレックスにパスを渡して中央にトライ（G）。4点差に迫る。
しかしフランスは流れを失わず、30分に左サイドを攻めてFLポール・ブドゥアンが2人にぶつかりながらグラウンディング。ボーナスポイントを得る4本目のトライを奪った。前半終了間際にもFBレオ・バレが5本目をマークし、35－17のフランスリードで前半を折り返した。
後半、フランスのアタックはさらに勢いを増す。華麗な展開でイタリアの守備網を幾度も攻略し得点を重ねていく。
後半5分のラインアウトを起点としたNO8グレゴリー・アルドリットのトライを皮切りに、15分までに3トライ2Gを奪って試合の勝敗を決定づけた。（54－17）
イタリアは21分にペナルティからセンタースクラムを選択、左に展開しSOパオロ・ガルビージのトライ（G）で1本返す。しかしフランスの得点は止まらず、ここから3トライ2ゴールを追加。最終的に11トライをマークしてイタリア戦史上最多得点となる73－24のスコアでフランスが大勝し、今大会2勝目（1敗）を挙げた。敗れたイタリアは大会成績を1勝2敗とした。