■シックス・ネーションズ2025
/2月22日@アリアンツ・スタジアム(トゥイッケナム)
【イングランド 16-15 スコットランド】
ラグビー欧州6カ国対抗戦「シックス・ネーションズ」
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今大会のここまでの戦績を共に1勝1敗とするイングランドとスコットランドがトゥイッケナムで激突。両チームが争う「カルカッタ・カップ」は4年連続でスコットランドが保持している。
前半4分、スコットランドのCTBトム・ジョーダンが左サイドを突破し、内への折り返しを受けたSHベン・ホワイトが先制トライをマークした。
イングランドもすぐに反撃。9分にトライライン前でフェーズを重ね、WTBトミー・フリーマンがポール左を押し込んだ。FBマーカス・スミスのコンバージョン成功で早々にリードを奪った。(7-5)
以降はスコットランドに流れが移る。19分に右のラインアウトから左に大きく展開、WTBドゥハン・ファンデルメルヴァがライン際を破り、CTBヒュー・ジョーンズがタックルを受けながらトライゾーンに飛び込んだ。
前半はここからスコアが動かず、スコットランドが10-7のリードでハーフタイムを迎えた。
後半もスコットランドがチャンスを多く作るものの、なかなか得点に結びつけることはできない。テリトリーは優位ながらペナルティを重ねることでイングランドにペナルティキックの機会を与えた。
イングランドは16、27分にFBマーカス・スミスがPGを確実に沈めて逆転。さらに30分にSOフィン・スミスがハーフウェイライン付近からの長距離PGを通して6点のリードを奪った。
スコットランドのアタックは試合終了間際に結果を残す。中盤のライン攻撃でCTBスタッフォード・マクドウォルがブラインドから走り込みラインブレイク、左へ展開しWTBドゥハン・ファンデルメルヴァが39分にトライをマークした。
SOフィン・ラッセルのコンバージョンは外れ、わずかな残り時間で逆転を狙うがイングランドのディフェンスが耐えてフルタイムに。16-15で勝利したイングランドは大会成績を2勝1敗とし、カルカッタ・カップを5年ぶりに奪還した。敗れたスコットランドは1勝2敗となった。