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【シックス・ネーションズ】アイルランドが逆転勝利でトリプルクラウン達成。ウエールズは健闘も及ばず。

2025.02.23

1G5PGで17点を稼いだサム・プレンダーガスト(Photo/Getty Images)

■シックス・ネーションズ2025
/2月22日@プリンシパリティ・スタジアム(カーディフ)
【アイルランド 27-18 ウエールズ】

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 今大会の2敗を含むテストマッチ14連敗でウォーレン・ガットランドHCが退任し、暫定的にマット・シェラット氏が指揮を執るウエールズと、2連勝で首位を走るアイルランド。対照的な2チームがカーディフで対戦した。

 前半7分にラインアウトから展開しNO8ジャック・コナンが左中間を押し込むトライと、SOサム・プレンダーガストのコンバージョンでアイルランドが先制。21分にもPGを決めて10点を先行した。

 ウエールズは23分のPGで3点を返す。さらにモメンタムを得たウエールズが敵陣22mラインに侵攻する中、33分にアイルランドのCTBガリー・リングローズのヘッドコンタクトが確認されイエローカードを受ける。

 数的有利となったウエールズはこのPGを決めて4点差に迫り、その後のプレーも前進を続ける。40分過ぎのトライライン前での連続アタックでアイルランドの守備をこじ開け、キャプテンFLジャック・モーガンがポールの左に押し込み逆転。ウエールズが13-10とリードして前半を折り返した。

 ガリー・リングローズが20分レッドカードに格上げというアナウンスからスタートした後半。勢いを保つウエールズは、後半3分に右への展開からWTBトム・ロジャースがハイジャンプで相手をかわして右スミにグラウンディング。リードを8点に広げた。

 ここからアイルランドがギアを上げる。9分のPGで3点を返し、15分にSHジャミソン・ギブソン=パークの左大外へのキックをタッチライン際でWTBジェームズ・ロウが内へタップし、走り込んだFBジェイミー・オズボーンがボールを抑え同点に追いついた。

 アイルランドは守備の圧力を高め、3本のPGを成功させリードを広げる。ウエールズは33分にWTBエリス・ミーが左スミに飛び込んでトライを奪ったかに見えたが、TMOでラインへの未到達が確認されて追い上げとはならず。

 ウエールズのアタックを激しいディフェンスで退けたアイルランドが27-18で勝利。ホームネーションズ相手の3連勝を飾り、今大会のトリプルクラウンを達成した。

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