■シックス・ネーションズ2025
/1月31日@スタッド・ド・フランス(サン・ドニ)
【フランス 43-0 ウエールズ】
ラグビー欧州6カ国対抗戦「シックス・ネーションズ」
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2000年に現在の6か国制に再編されてから25年目となる欧州最高峰のコンペティションの開幕戦。雨のサン・ドニで世界ランキング4位のフランスと同11位でテストマッチ12連敗中と苦しむウエールズが対戦した。
均衡した展開の立ち上がりからスコアが動いたのは前半18分。敵陣深くに侵入してフェーズを重ねたフランスのSHアントワンヌ・デュポンが右大外へピンポイントキック、WTBテオ・アティソグベがキャッチして先制トライをマークした。(FBトマ・ラモスのG成功)
その後もフランスが試合の主導権を握る。23分に右の空いたスペースにボールを運んでWTBルイ・ビエル=ビアレがフィニッシュ。31分にヘッドコンタクトでHOエヴァン・ロイドがイエローカードをもらいウエールズが1人を欠く中、34分にデュポンからアティソグベ、41分にデュポンからビエル=ビアレにラストパスを通してトライを重ね、28-0のフランスリードで前半を折り返した。
後半もフランスが試合の流れを持ち続ける。15分にラインアウトモールからHOジュリアン・マルシャンがトライゾーンにグラウンディング、28分には途中出場でWTBに入ったエミリアン・ガイユトンがSOロマン・ンタマックの左へのキックパスを受けてトライラインを越えた。
31分にはフランスのンタマックが不用意なヘッドコンタクトでイエローカードをもらい、後の「バンカー」レビューでレッドカードに格上げされた。ウエールズのLOフレディ・トーマスも度重なるオフサイドでイエローカードを受けてから、38分にフランスのNO8グレゴリー・アルドリットが押し込んでトライをマークし、試合を締めた。
最終スコアは43-0。7トライを奪いながらウエールズを無失点に抑えたフランスが初陣で快勝を飾った。
勝利の勝ち点4と4トライ以上のボーナス1ポイントを得たフランスは、第2節でイングランドとトゥイッケナムで対戦する。一方、無得点で敗れテストマッチ13連敗となったウエールズは、ローマでのイタリア戦に臨む。