ニュージーランド代表“オールブラックス”はタマティ・エリソン氏がフルタイムのアシスタントコーチ(AC)に就任することを10月11日に発表した。
エリソン氏はウェリントン出身の41歳。現役時代はCTBを中心としたユーティリティーBKだった。オールブラックスのキャップ4を持ち、スーパーラグビーではハリケーンズ、ブルーズ、ハイランダーズ、レベルズでプレー。日本では2010年度から2季、2013年度から5季トップリーグのリコーブラックラムズに所属し、2018年度から2季はトップチャレンジリーグの栗田工業ウォーターガッシュでプレーして2020年で現役を引退した。指導者としてはNPCウェリントン、クルセイダーズに携わってきた。
2024年はクルセイダーズのアタック戦略担当ACと並行して、オールブラックスでは同年に始動したスコット・ロバートソンHC体制下でコンタクトスキル担当ACを務めていた。
8月22日にオールブラックスのアタック担当ACだったレオン・マクドナルド氏がザ・ラグビーチャンピオンシップ期間中に突如辞任。暫定的にスコット・ハンセン ディフェンス担当ACとエリソンACがアタック担当を受け持つことになっていたが、この度エリソン氏がフルタイムのACを務めることが決まった。
エリソンACは「選手としてブラックジャージーを着ることは最高の栄誉ですが、コーチになってもそれは変わりません」と、喜びのコメントを残している。
日本・欧州遠征を控えるオールブラックスは、10月26日の「リポビタンDチャレンジカップ2024」日本戦(日産スタジアム)に臨むため17日にニュージーランドを発つ予定だ。