東京サントリーサンゴリアスに所属する世界的センターのサム・ケレビが、7人制のオーストラリア代表として出場したコモンウェルスゲームズ(英連邦競技大会)で膝を壊し、年内のプレーは絶望的となった。
働き者のケレビは、ジャパンラグビーリーグワン2022においてベストフィフティーンに選ばれる活躍で東京サンゴリアスの準優勝に貢献したあと、短い休みをはさんで、15人制のオーストラリア代表“ワラビーズ”として7月のテストマッチシリーズに3試合すべて先発出場。そして、7人制の国際舞台にも意欲を示し、昨年の東京オリンピックに続き、7月下旬のコモンウェルスゲームズに出場していた。
オーストラリアのメディアによれば、ケレビは30日のケニア戦(プールD)で右膝を負傷。前十字靭帯損傷と見られており、一部では、プレー再開まで少なくとも6か月かかるのではないかと言われている。
このため、ワラビーズの12番として期待されていたケレビは、今週末から始まるラグビーチャンピオンシップ(南半球4か国対抗戦)だけでなく、11月のヨーロッパ遠征も不参加の可能性が高くなった。
そして、ジャパンラグビーリーグワンの新シーズンは12月に開幕予定だが、優勝を目指す東京サンゴリアスは、大会序盤はケレビを欠いて戦うことになるかもしれない。