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欧州5強が遠征先で全勝 スコットランドはアルゼンチンを下す

2022.07.10

アルゼンチン遠征の初戦を落としリベンジに燃えていたスコットランド代表(Photo: Getty Images)


 国際マッチ期間の2週目となった7月9日は、ヨーロッパの伝統あるファイブネーションズがすべて遠征先で勝つという、珍しい日となった。
 フランスが日本でテストマッチの連勝を「10」に伸ばしアイルランドはニュージーランドで歴史的勝利イングランドはオーストラリアでリベンジを遂げ、ウェールズは南アフリカで歓喜したのに続き、スコットランドはアルゼンチンで快勝した。
 今夏のツアー初戦は落としていたスコットランドだが、サルタでの2戦目は29-6で制した。

 スコットランドは粘り強いディフェンスを最後まで貫き、先週の対戦後にランキング(7位・8位)が入れ替わったアルゼンチンにトライを許さなかった。安定したスクラムも勝因となった。

 攻めては、3点ビハインドだった前半37分に、この試合が50キャップ目だったFLヘイミッシュ・ワトソンがピック&ゴーでインゴールにねじ込み、逆転。後半には、テンポのいい連続攻撃からCTBのマーク・ベネットとサム・ジョンソンが力強い走りでディフェンスを破るなど、計4トライを挙げた。

 アルゼンチンはマイケル・チェイカ ヘッドコーチ率いる新体制となって初黒星。

 1勝1敗となったアルゼンチン対スコットランドのテストシリーズ最終戦は、現地時間16日にサンティアゴ・デル・エステーロでおこなわれる。

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