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日本戦で負傷の闘将アランウィン・ジョーンズらがライオンズ離脱決定。新主将はコナー・マレー

2021.06.27

日本戦で左肩を脱臼し、フィールドから退場するアランウィン・ジョーンズ(Photo: Getty Images)


 ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズは南アフリカ遠征を前に、経験豊富なフォワード2人を失うことになった。LOのアランウィン・ジョーンズ主将とFLのジャスティン・ティプリックが6月26日におこなわれた日本代表との試合で負傷し、ライオンズ側は彼らの離脱を発表。代わりに、同じウェールズ代表のLOアダム・ビアードとFL/NO8ジョシュ・ナヴィディが追加招集される。

 アランウィン・ジョーンズはラグビーのテストマッチで歴代世界最多の157試合出場を誇り、ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズは2009年から4回連続で選出されている実力者。激しいプレーでもチームを引っ張るリーダーであるため、大黒柱が抜けた穴は大きい。ジョーンズは26日の日本代表戦に、誇り高き赤いジャージーの背番号5をつけて先発したが、前半7分に負傷交代。肩を脱臼し、チームから外れることが決まった。

 ツアーキャプテンは、今回が3度目のライオンズ選出でアイルランド代表と合わせて94キャップを持つ、ベテランSHのコナー・マレーが引き継ぐ。

南アフリカ遠征でライオンズのキャプテンを務めることになったコナー・マレー(Photo: Getty Images)

 ウォーレン・ガットランド ヘッドコーチは、「明日(27日)に南アフリカへ出発することを考えると、けがのタイミングは特に残酷に思えるが、残念ながらそれもゲームの一部。アランウィンはフィールドの内外を問わず、明らかに大きな損失となるが、コナーが代わりにチームを引っ張ってくれるだろう。コナーは卓越したラグビー選手であり、選手とコーチの両方から尊敬されている。彼は3度目のライオンズ選出で、キャプテンとして何が必要かを知っており、しっかりチームを率いると確信している。また、経験豊富なリーダーシップグループが十分に彼をサポートしてくれるはずだ」とコメントした。

ジャスティン・ティプリックも日本戦で負傷し、前半22分に交代していた(Photo: Getty Images)

 負傷したもうひとり、ティプリックはウェールズ代表として85キャップを持ち、2013年と2017年のライオンズも経験している貴重な存在だった。仕事量が多い、欧州屈指のハードタックラーで今回の南アツアーでも期待されていたが、ジョーンズと同じく日本戦で肩を負傷し、無念の離脱が決定。同じウェールズ出身のナヴィディがライオンズ魂を継承する。

追加招集された身長203センチのアダム・ビアード。ウェールズ代表25キャップ(Photo: Getty Images)
2019年ワールドカップでも激しいプレーが印象的だったジョシュ・ナヴィディ(Photo: Getty Images)

 なお、26日にプレミアシップ(イングランド最高峰リーグ)のプレーオフ決勝を戦ったエクセター・チーフスの4人、HOルーク・カウワンディッキー、LOジョニー・ヒル、FL/NO8サム・シモンズ、FBスチュアート・ホッグは、27日にライオンズに合流し、南アへ向けて出発する。

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