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サンウルブズの来季ヘッドコーチに大久保直弥氏の就任決定!

2019.08.30

大久保直弥氏(写真提供:JSRA)

 サンウルブズを運営するジャパンエスアールは8月30日、スーパーラグビー参戦最終年となる2020シーズンのサンウルブズ新ヘッドコーチに、元日本代表FWの大久保直弥氏が就任することが決まったと発表した。大久保氏はスーパーラグビー初の日本人ヘッドコーチとなる。

 2019シーズンのサンウルブズヘッドコーチだったトニー・ブラウン氏(日本代表アタックコーチ)は、ニュージーランドの古巣、ハイランダーズに復帰することが決まっている。

 大久保氏は、「過去4年間、多くの選手が世界で最も厳しいコンペティションであるスーパーラグビーを経験し、大きく飛躍しました。今の日本代表は歴代最強と言っても過言ではありません。ワールドカップでどういった未来が待ち受けているかは知る由もありませんが、2020シーズンのサンウルブズは、ワールドカップ後に日本ラグビーが次の一歩を力強く踏み出す存在でなければなりません。私自身そういった重要な局面に関われることに、大きな誇りとやりがいを感じています」とコメントした。

 9月に44歳の誕生日を迎える大久保氏は神奈川県出身。法政大学でラグビーを始め、卒業後はサントリーで活躍した。社会人2年目には日本代表に選出され、ロック、フランカーとして23キャップを獲得、1999年と2003年のワールドカップにも出場した。ニュージーランドのサウスランド地方代表でプレーした経験もある。
 指導者としては、2010年度よりサントリーでFWコーチを務めたのち、2012年度より同チームで3季監督を務め、10年度からの日本選手権3連覇、11年度からのトップリーグ2連覇に貢献。2015年からはNTTコミュニケーションズ シャイニングアークスのFWコーチを務め、2018年と2019年はサンウルブズのアシスタントコーチを務めた。

 「サンウルブズのファンは世界一です」と言う新ヘッドコーチ。「2019シーズンはホームで勝つことができず、大変つらいシーズンとなりました。この悔しさを晴らすべく、選手、スタッフ⼀丸となってホームで躍動する姿をお見せすることをファンの皆さんにお約束します。ぜひ来シーズンもサンウルブズに熱いご声援をよろしくお願いします」

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