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【関西大学Aリーグ】天理大、京産大が快勝発進。近大×関学は近大が白星。同志社大も関西大との激闘を制す。

2026.09.14

2トライを奪った天理大LOアンディー・オモロウ(撮影:三野良介)

 関西大学Aリーグの開幕戦4試合が花園ラグビー場でおこなわれた。3連覇を狙う天理大は昨季最下位の摂南大に48-0で勝利。3季ぶりの優勝奪還を目指す京産大も立命館大を45-24で破って白星発進。注目試合となった関西学院大×近大は26-24と僅差の末、近大が激闘を制した。接戦が予想されたもう一つカード、同志社大×関西大も激闘が繰り広げられ、26-14で同志社大が勝ち星を手にした。

■関西大学Aリーグ
9月13日@花園ラグビー場第1グラウンド(大阪)
【天理大 48-0 摂南大】

 天理大が摂南大を無得点に抑え、快勝スタートを切った。

 先制トライは開始わずか14秒だ。相手の懐からボールをもぎ取ったLOアンディー・オモロウがトライゾーンに入った。

 オモロウは5分に早くも2トライ目を奪取。天理大はその後、ラインアウトでのミスや落球を繰り返したが、自陣から積極的にボールを展開、17分、35分の連続トライで24点目を加えた。

 しかし、後半は摂南大がスクラムを修正。幾度も相手のペナルティを誘い、好機を作った。それでも、天理大はゴール前で堅守を敷いた。

 相手にゴールラインを割らせず、攻守の切り替えの速さで一気にラインブレイク、8分、20分とトライを追加した。

 終盤の2トライで最終スコアは48-0。天理大の小松節夫監督は「ミスが多くてなかなか自分たちのアタックが上手くいかなかった。ただその分、ディフェンスではしっかりプレッシャーをかけてゼロに抑えたのは収穫」とコメントした。

 敗れた瀬川智広監督は「チャンピオンチームの一つひとつの精度の高さ、スピード、コンタクト、コネクション、組織力の強さを学ぶ機会になった。まだ初戦が終わっただけ。反省して次に生かしたい」と語った。

後半に多くのチャンスを作りながら無得点に終わった摂南大(撮影:三野良介)
前半に大きくリードを奪った京産大。写真はFB金侑雅(撮影:三野良介)

■関西大学Aリーグ
9月13日@花園ラグビー場第1グラウンド(大阪)
【京産大 45-24 立命館大】

 京産大は序盤からスクラムで圧倒、敵陣でボールを持ち続けた。しかし、最後のパスが繋がらなかったり、立命館大FL梁瀬拓斗のジャッカルに遭うなどスコアボードを動かせない時間帯が続いた。

 先制まで25分を要した。その後は31分、37分と連続でモールを押し込む。試合終了間際のトライで26-0とし、ハーフタイムを迎えた。

 後半は立命館大がセットプレーを立て直して反撃を開始。2分にハイパントでパスを繋ぎ切ってWTB三浦遼太郎がトライを挙げると、8分にも三浦のゲインからキックパスを受けた反対のWTB、久保田創大がトライゾーンに入った。

 17分にトライを返されて10-33で迎えた26分には、はつらつとしたプレーでチームを勢いづけていた途中出場のFL久保田慧がトライゾーンにねじ込む。17-33と点差を縮めた。

 その後も点の取り合いは続き、スコアは24-40と動いたが、39分にはCTB乗松龍志のスワーブからWTB林総大の2トライ目で京産大が突き放す。45-24でノーサイドの笛が鳴った。

 京産大の廣瀬佳司監督は「前半25分ぐらいまで0対0でしたが、我慢比べの中で前半は4トライを取れた。思い描いた通りの試合展開で、最終的にスコアで上回れたことに繋がった」とコメント。

 敗れた立命館大の中林正一監督は「前半はセットプレーでマイボールにほとんどできず、アタックの機会がほとんどなかった。相手の強みを引き出すような形になってしまいました」と敗因を話した。

後半はスコアで上回った立命館大(撮影:三野良介)
激闘を制した近大(撮影:早浪章弘)

■関西大学Aリーグ
9月13日@花園ラグビー場第2グラウンド(大阪)
【近大 26-24 関西学院大】

 前半は点を取り合いながら、関西学院大が一歩抜け出した。開始5分にHO田中健太主将の突破を起点にPGで先制。

 12分にはCTB西柊太郎の50:22キックから逆転のトライを許すも、その5分後に再びリードを奪った。WTB渡部志道が中央でラインブレイク、LO梁瀬将斗がトライラインを越えた。

 追加点も関西学院大が挙げる。相手がアタックの展開でミスを重ねる間に、モールを押し込んだ(32分)。

 キックオフからのイグジットでミスを重ね、35分には3点差に迫られたが、前半終了間際に再びモールで猛プッシュ。24-14と10点差をつけてハーフタイムを迎えた。

 後半もモメンタムは関西学院大にあった。立ち上がりから近大の長い猛攻に遭うも、シンビンを受けながら粘り強く守ってトライラインを割らせなかった。

 しかし、22分にモールを押されて21-24と3点差まで迫られると、その後訪れた好機をものにできずに終盤へ。
 そして試合終了間際、近大がラストアタックを仕掛ける。ゴール前のラインアウトからBKに展開、最後は控えから登場のWTB太田啓嵩がタックラーを交わしてトライゾーンに入った。

 大事な初戦を制した近大の神本健司監督は「負け試合をなんとか拾った。このままではまだまだ難しい。自分らの目標を達成するためにもう一度、しっかりいい練習を積み重ねていきたい」と語った。

 接戦を落とした関西学院大の小樋山樹は「とにかく泥臭くひたむきに80分間出し切って、なんとか勝利をもぎ取ろうと頑張りましたが、最後の最後で取られてしまった。かなり悔しい終わり方になってしまいました」とゲームを振り返った。

粘り強いディフェンスが光った関西学院大(撮影:早浪章弘)
コンタクトエリアを制した同志社大(撮影:早浪章弘)

■関西大学Aリーグ
9月13日@花園ラグビー場第2グラウンド(大阪)
【同志社大 26-14 関西大】

 先制トライは開始2分。同志社大のHO荒川駿主将がラック脇を抜け出し、サポートに走ったNO8前川竜之介がトライを挙げた。

 しかし、関西大もすぐ反撃に出る。11分、ゲインラインに走り込んだFL三木翼がポール下に飛び込んだ。

 前半は7-7のイーブンのまま、試合は進んだ。スクラムは一進一退。ラインアウトは互いにミスが目立ち、決定機を逃した。

 後半も序盤は拮抗したが、連続した相手の反則を起点に同志社大がチャンスを掴む。14分にはゴール前でのFW戦を制し、LO中谷陸人がトライ。14-7とリードした。

 さらに21分には相手のイージーなミスにつけ込み、モールを押し込む。
 その後も荒川主将のジャッカルなどで相手の攻撃をシャットアウト。

 27分にはSH嘉悦滉太にキックチャージを食らうも、38分に決勝点を挙げた。モールの前進で相手を集め、広いスペースに展開。エッジをWTB村岡龍空が走り切り、26-14で勝ち切った。

 2季ぶりに関西大から勝利を挙げた同志社大の永山宜泉監督は、「関大の得意としてるフィジカルバトルで真っ向勝負しようと指示して、今日は選手たちが一生懸命そこを遂行してくれた」と語った。

 敗れた関西大の佐藤貴志監督は「自分たちが予想できなかったミスが連続して出てしまった。なかなか得点に結びつかなかったところが一番の敗因」とコメントした。

後半突き放された関西大。写真はNO8中川一星(撮影:早浪章弘)
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