ラグビーリパブリック

「イングランドとのゲームはいつも凄まじい強度になる」とガルチエHC。フランスAがイングランドXV戦のメンバーを発表

2026.06.19

フランスAのキャプテンを務めるLOミカエル・ギヤール。写真は今年2月のシックスシックスネーションズのアイルランド戦(Photo/Getty Images)

 フランスのヴァンヌで6月19日(現地時間18時15分)に行われるイングランドXV戦に向けて、フランスA代表のメンバーが発表された。先発15名のうち、7名をボルドーの選手が占める。チームの平均年齢は25歳、平均キャップ数は8である。

 左PRは、ジェファーソン・ポワロ(33歳)が務める。彼は2020年、36キャップを獲得した後に代表引退を表明していた。それから6年が経ち、来年オーストラリアで開催されるワールドカップ(2027年10月1日~11月13日)への出場を視野に、代表の舞台へと戻ってきた。このチームで最も経験豊富なメンバーであるポワロは、ボルドーのチームメイトであるHOマキシム・ラモット(27歳、3キャップ)、右PRのシピリ・ファラテア(29歳、14キャップ)とともにフロントローを形成する。

 LOは、ミカエル・ギヤールとトム・スタニフォースがコンビを組む。この2年でメキメキと頭角を現し、今やレ・ブルーの主力選手となっているギヤールはこの試合でキャプテンに任命された。リヨンに所属する彼(25歳、18キャップ)は、4月末のカストル戦で膝を負傷して以来のピッチ復帰となる。

 カストル所属のスタニフォースはオーストラリアのキャンベラ出身の31歳で、シックスネーションズ期間中の代表合宿でも招集されていたが、試合への出場はなかった。

 バックローは、NO8マルコ・ガゾッティ(21歳、1キャップ)をボルドーのチームメイトであるFLテモ・マチウ(24歳、1キャップ)と、バイヨンヌ所属のFLエステバン・カピラ(23歳、0キャップ)が支える。

 HBは、日曜日のTOP14プレーオフでスタッド・フランセに大敗(45-5)を喫した後、週の初めは温存されていたラ・ロシェルのSHノラン・ルガレック(24歳、14キャップ)とSOアントワンヌ・アストイ(29歳、10キャップ)のコンビが、SHバティスト・ジョノー(22歳、4キャップ)とSOアクセル・デスペレス(22歳、0キャップ)を抑えて先発に選ばれた。

 ルガレックはヴァンヌで生まれ育ち、この地でラグビーを始めた。試合が行われるスタッド・ド・ラ・ラビーヌではボールボーイもしていた。たとえ親善試合であっても、ブルーのジャージーを纏ってのこの一戦は間違いなく特別なものになるだろう。

 CTB陣はボルドーのコンビであるニコラ・ドゥポルテール(23歳、9キャップ)とヨラム・モエファナ(25歳、39キャップ)のペアにスタッフは信頼を寄せる。ドゥポルテールは、3月のスコットランド戦で肩を負傷して以来の復帰戦となる。

 WTBのポジションには新たな顔ぶれが並ぶ。カメルーン出身のクリスチャン・アンバディアン(27歳)は、カストルでの今季のパフォーマンスにより、フランス代表で初めてのチャンスを手にした。

 逆のサイドには、同じく代表キャップを持たないグレゴワール・アルフイユ(21歳)が先発メンバーに名を連ねる。所属のポーだけでなく、ここ数ヶ月は7人制フランス代表でも存在感を示しており、6月5~7日に行われた「HSBC SVNS 2026」のボルドー大会での優勝にも貢献した。

 FBはテオ・アティソベ(21歳、13キャップ)が務める。

 ベンチには、ジョノーとデスペレスのほかに、クレルモンのHOバルナベ・マサ(22歳、0キャップ)、ラ・ロシェルの左PRレダ・ワーディ(30歳、16キャップ)、クレルモンの右PRレジス・モンターニュ(25歳、7キャップ)、ボルドーのLOボリス・パリュ(30歳、2キャップ)、クレルモンのFLキリアン・ティクセロン(24歳、3キャップ)、そしてポーのCTBファビアン・ブロー=ボワリー(20歳、2キャップ)が控える。

 記者会見で、このイングランドXV戦の意義について問われると、ファビアン・ガルチエHCは、本番に先駆けて準備を始動させ、招集した28名の選手で、4週間にわたる「ネーションズ・チャンピオンシップ」へ向けてスタートを切るための最初のチームを結成できたとし、以下のように述べた。

「この4週間の遠征には、2日間の移動と10時間の時差が待ち受けています。そのため、ニュージーランドとの第1戦を迎える前にできる練習は実質2回半に限られます。ですから、この遠征のベースとなるトレーニング・メソッドを構築する上で、今週の取り組みは非常に重要です。また、大会に向けた最終的な代表枠42名への生き残りをかける選手たちにとっても、大きな意味を持ちます。

 月曜日に選手たちが合流してから、月曜、火曜、そしてこの木曜日とトレーニングを重ねてきました。限られた短い時間の中でいかに最も効率的な準備を行うか、という挑戦でもあります。

 我々が南半球へ旅立つ時点では、まだTOP14の決勝が残っています。そのため、決勝進出チームの選手たちを欠いた状態で出発することになります。後から追加招集する可能性はありますが、彼らが出場できるのは早くても遠征2戦目のオーストラリア戦からになるでしょう。決勝を戦う選手たちのために3~5枠ほど空けておくことは可能ですが、それも彼らが怪我をしないことが条件となります」

 そして、このイングランドXVとの戦いについて、「イングランドとの試合はいつも、凄まじい強度、激しいフィジカルのぶつかり合い、 そして展開が一切読めない見応えのあるゲームになります。どうなるだろうかと想像するだけでもワクワクしてきますよ」と期待を寄せた。

 この試合の内容と、この後に行われるTOP14の準決勝(6月19日トゥールーズXラシン92、20日モンペリエXスタッド・フランセ)の結果により、新たな40名程のリストが発表され、6月23日にオーストラリアへ向けて出発する予定だ。

フランスA代表メンバー

イングランドXVメンバー

Exit mobile version