■キルター・ネーションズシリーズ
11月29日@プリンシパリティ・スタジアム(カーディフ)
【南アフリカ 73-0 ウエールズ】
秋のテストマッチシリーズ「キルター・ネーションズシリーズ」の最終戦。15日の日本戦(⚪︎24-23)以外勝ち星のない世界ランキング11位のウエールズが、同1位の南アフリカ代表“スプリングボクス”をカーディフに迎えた。
序盤から南アフリカが試合を支配する。ストロングポイントのスクラムでコラプシングのペナルティを誘発すると、ラインアウトからフェーズを重ねた9分にはPRゲルハルト・スティーンキャンプがポールの右でトライラインを越えて7点を先制。14分にもWTBイーサン・フッカーが右サイドを抜けてトライ(G)、リードを14点に広げた。
以降の時間帯もテリトリーとポゼッションで圧倒し、ウエールズ陣内で圧力をかけ続ける南アフリカ。31分にはトライライン手前のペナルティで選択したスクラムを押し込んでNO8ヤスパー・ヴィーセがトライ(G)。前半終了間際にも同じようにスクラム選択からSHモルネ・ファンデンバーグが中央にグラウンディングし4トライ目。ウエールズを無失点に抑えながら南アフリカが28点を重ねた。
後半も南アフリカの勢いは止まらない。3分には左サイドで押し込んだPRウィルコ・ロウがトライ(G)。続く6分には22mライン手前のペナルティからクイックタップで相手守備網を抜けたSOサシャ・ファインバーグ=ムンゴメズルがトライゾーンに侵入。さらに9分にはウエールズの落球を自陣からドリブルで前進したWTBキャナン・ムーディーがグラウンディング。南アフリカが後半開始の10分間で3トライ3ゴールの27点を重ねた。
その後も南アフリカはウエールズを寄せ付けず4トライ2ゴールを奪う。試合終了間際にLOエベン・エツベスが乱闘時に相手の目に指を入れる暴行を加え、一発退場のレッドカードを受け後味の悪さは残したものの、80分間で11トライを奪った南アフリカが73-0でウエールズに完封勝利。圧倒的な強さを見せつけ、2025年最後のテストマッチを締めた。
