日本代表に続き、ユアテックスタジアム仙台で前日練習を行ったカナダ代表。練習後、スティーヴ・ミーハンHCとFLルーカス・ラムボールキャプテンが会見に出席した。
連日、厳しい残暑が続いている中での試合だが、ラムボールキャプテンは「それは避けられないこと。どう対応するかをこの1週間やってきました」。
昨年12月に就任したスティーヴ・ミーハンHCは2017年度から2シーズン、近鉄ライナーズ(当時)のBKコーチを務めていた。2年前のW杯出場を逃したカナダだが、ミーハン氏の就任後は、先日のPNCでアメリカを34-20で破るなど上り調子にある。
ラムボールキャプテンは「前のHCが9年間指揮を執っていて、ルーティン化されていたものが、新たな視点で取り組めるのが大きい。メンバーは大きく変わっていない中で、納得するまで話し合っていることが、様々な変化をもたらしている」と成長を評価した。
日本戦はアメリカ戦でFBだったピーター・ネルソンがSOに入るなど、BKが3名変わっているが、「4週間、練習を重ねてきたので大きな影響はない」とミーハンHC。日本側の注目選手を聞かれると「難しい。主にSHとCTBだが、新しい選手も多く、試合中にサプライズも出るだろう」と言葉を選んだ。
会見後には、釜石市からカナダ代表チームに大漁旗が贈られた。これは2019年の日本開催のW杯で、釜石市で予定されていたカナダ対ナミビア戦が台風で中止となった際、カナダの選手たちが洪水被害を被った民家の泥かき作業を手助けしてくれたことへの感謝として作成したもの。
昨年のPNCで来日した際にも同様の旗が贈られたが、「今もチームとして行く先々に持参しています」とラムボールキャプテン。会見後の贈呈式には、当時釜石を訪れていた4選手も出席。ラムボールキャプテンは「ラグビーが全てではない。困った人がいて、我々にできることがあれば率先してやるだけ」と事もなげ。
釜石市側から「いつかカナダ対ナミビアの試合を釜石で実現させたい」との要望にも「それはこちらもぜひお願いしたい」と熱いコールを返していた。