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BL東京所属のセタ・タマニバル、来季静岡BR加入のセミ・ラドラドラがフィジー代表PNCスコッド入り。

2025.08.12

5月24日、準決勝・神戸S戦に出場したセタ・タマニバル(撮影:福島宏治)

 フィジー代表“フライング・フィジアンズ”が8月30日に初戦を迎えるパシフィックネーションズカップ(PNC)2025のスコッド30名を8月11日に発表した。東芝ブレイブルーパス東京所属のCTBセタ・タマニバルが2022年以来の代表復帰を果たす。

 フィジー・ラウトカ出身のセタ・タマニバル(33)は才能を見出され2011年にニュージーランドに移住、2016年の24歳の時にオールブラックスとしてデビューし3キャップを重ねた。ボルドー(フランス・TOP14)を経て、トップリーグ最終年度の2021シーズンに東芝に加入。昨季は16試合で9トライを記録し、チームの2連覇に貢献した。

 2022年、フィジー代表に選出されPNCの3試合に出場して以降、代表からは遠ざかっていたが今回3年ぶりにスコッドに選ばれた。

 来季よりリヨン(フランス・TOP14)から静岡ブルーレヴズに加入するCTB/WTBセミ・ラドラドラも選出されている。同じく来季に三重ホンダヒートに加入するキャプテンのHOテビタ・イカニヴェレの前所属チームである、フィジアン・ドゥルア(スーパーラグビー・パシフィック)の選手が大半を占める30名のスコッドで、大会3連覇を目指す。

 ミック・バーンHCは「若い選手がトーナメントに臨む場合、彼らの成長を導く経験豊富なリーダーが必要です。ワールドクラスの実力を持つNO8(ヴィリアメ)ビル・マタ、CTB/WTBセミ・ラドラドラ、CTBセタ・タマニバルは、成長著しい若手選手にとって完璧な環境を創り上げてくれるでしょう」と期待する役割を述べている。

 PNC2025でプールAのフィジーは8月30日にトンガ、9月6日にサモアと対戦する。プールBの日本とは決勝トーナメントで対戦する可能性がある。

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