NTTリーグワン ディビジョン1のコベルコ神戸スティーラーズは8月4日、3名の新加入選手を発表した。HOアッシュ・ディクソン、LOニール・ハンセン、CTBマック・ハリスがチームに加わる。
ニュージーランド出身のアッシュ・ディクソン(36)は、2018年に当時トップリーグのパナソニックで1季プレー。スーパーラグビーのハイランダーズに復帰した後に2021年度から4季はNECグリーンロケッツ東葛に所属、昨季は8試合に出場し3トライを記録した。マオリ・オールブラックスでキャプテンを務めた経歴を有する。
加入に際し「ピッチの上でも外でも、自分に出来るすべてをチームに捧げていきたいと思います。すでにこのチームを取り巻く情熱とエネルギーを感じていますし、クラブを特別な存在にしている素晴らしいファンの皆さんと繋がれるのが待ちきれません」とコメントを残している。
マック・ハリス(23)はニュージーランド人の父と日本人の母のもと、群馬県で誕生した。高校1年時に単身でNZに渡り、オタゴ大学を卒業。NZU(ニュージーランド学生代表)に2年連続で選出され、今年5月に来日し大分で開催された強化試合でU20日本代表、JAPAN XVと対戦した。「夢だったプロラグビー選手になれたことにとても感謝しています。神戸スティーラーズの選手としてチームに貢献し、ファンの皆様とも繋がれるのを楽しみにしてます」と意気込みを伝えている。
ニール・ハンセン(19)は今年のU20チャンピオンシップは負傷により欠場したものの、南アフリカU20代表選出歴がある。「選手やスタッフの皆さんに会えること、そして新しい環境に慣れていくことを楽しみにしています」と異国での挑戦を前に抱負を述べている。
チームの新体制も発表された。デイブ・レニー氏が引き続きディレクターオブラグビー/ヘッドコーチを務め、新しいディフェンスコーチにピート・マーチィ氏が就任する。また昨季限りで引退した山本幸輝氏が普及・アカデミーコーチとなる。
神戸Sは昨季、リーグワン移行後最高順位の3位となった。来季は現役ニュージーランド代表のFL/NO8アーディ・サベア、CTBアントン・レイナートブラウンが加入することが発表されている。
<コベルコ神戸スティーラーズ 2025-26シーズン新加入選手>※8月4日発表
HO アッシュ・ディクソン(180cm/103kg・1988/9/1・GR東葛)
LO ニール・ハンセン(198cm/115kg・2005/8/18・ライオンズ(URC))
CTB マック・ハリス(180cm/102kg・2002/5/22・ハイランダーズ(SRP))
※カッコ内は身長・体重、生年月日、前所属チーム