オーストラリア代表“ワラビーズ”は7月11日、「ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ シリーズ」のスコッド36名を発表した。PRジェームズ・スリッパーと、今回ワラビーズに復帰したSOジェームズ・オコナーは、2013年のB&Iライオンズシリーズでも選出されており2度目の対戦となる。
現行の慣例では、12年に1度しか自国に来征しないライオンズと2度(シリーズ)の対戦機会を持つワラビーズのプレーヤーは、111キャップのFLジョージ・スミス氏のみであった。スリッパーとオコナーは、このレジェンドに肩を並べることとなる。
7月9日のフィジー代表戦(○21-18)に向けたスコッドをベースに、オコナーとLOジョシュ・キャナムが追加招集された。
35歳のオコナーはワラビーズとして64キャップを重ねているが、2021年以降は代表から遠ざかっていた。SOノア・ロレシオがフィジー戦で首を負傷、バックアップとしてオコナーがサプライズ選出されることになった。
セレクターのジョー・シュミットHCは「ワラビーズのコーチとして、組織の継続性とフレッシュネスのバランスを取ろうとしてきましたが、非常に難しい判断もありました」と選手選考の苦悩を吐露した。
またこの日、チームキャプテンは発表されなかったが「あと数日様子を見て、スコッドの推移を確認してから決断を下すつもりです」と語った。
ワラビーズは7月19日(ブリスベン)、26日(メルボルン)、8月2日(シドニー)の3試合で、B&Iライオンズと対戦する。
<スコッド一覧は次のページ>
【オーストラリア代表スコッド(全36名)】※2025年7月11日発表
○FW20名
<PR>
アラン・アラアラトア(ブランビーズ/81キャップ)
アンガス・ベル(ワラターズ/36キャップ)
ゼイン・ノンゴール(レッズ/11キャップ)
トム・ロバートソン(フォース/31キャップ)
ジェームズ・スリッパー(ブランビーズ/144キャップ)
タニエラ・トゥポウ(ワラターズ/58キャップ)
<HO>
マット・フェスラー(レッズ/14キャップ)
ビリー・ポラード(ブランビーズ/7キャップ)
デイヴィッド・ポレッキ(ワラターズ/29キャップ)
<LO>
ジョシュ・キャナム(レッズ/1キャップ)
ニック・フロスト(ブランビーズ/26キャップ)
ウィル・スケルトン(ラ・ロシェル[FRA]/32キャップ)
ジェレミー・ウィリアムズ(フォース/11キャップ)
<FL/NO8>
ニック・チャンピオン・ドクレスピニー(フォース/0キャップ)
ランギ・グリーソン(ワラターズ/15キャップ)
トム・フーパー(ブランビーズ/11キャップ)
フレイザー・マクライト(レッズ/26キャップ)
カルロ・ティッツァーノ(フォース/6キャップ)
ロブ・ヴァレティニ(ブランビーズ/52キャップ)
ハリー・ウィルソン(レッズ/23キャップ)
○BK16名
<SH>
ジェイク・ゴードン(ワラターズ/29キャップ)
テイト・マクダーモット(レッズ/42キャップ)
ニック・ホワイト(フォース/72キャップ)
<SO>
ベン・ドナルドソン(フォース/17キャップ)
トム・ライナー(レッズ/3キャップ)
ジェームズ・オコナー(クルセイダーズ[NZ]/64キャップ)
<CTB>
レン・イキタウ(ブランビーズ/40キャップ)
ハンター・パイサミ(レッズ/31キャップ)
<WTB/FB>
フィリポ・ダウングヌ(レッズ/12キャップ)
マックス・ジョーゲンセン(ワラターズ/8キャップ)
アンドリュー・ケラウェイ(ワラターズ/39キャップ)
ディラン・ピーチ(フォース/5キャップ)
ハリー・ポッター(フォース/3キャップ)
ジョセフ=アウクソ・スアリイ(ワラターズ/5キャップ)
コーリー・トゥール(ブランビーズ/0キャップ)
トム・ライト(ブランビーズ/38キャップ)