■B&Iライオンズツアー
・7月9日@GIOスタジアム(キャンベラ)
【B&Iライオンズ 36-24 ブランビーズ】
ホームユニオン4か国のトッププレーヤーが4年に1度集結するブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ(B&Iライオンズ)のオーストラリア遠征4戦目。スーパーラグビーチームとの最後の対戦相手は、昨季豪州勢最高の3位となったブランビーズとマッチアップした。
立ち上がりから仕掛けるブランビーズはラインアウトからFW戦で押し込み、前半4分にNO8トゥアイナ・タイイ=トゥアリマのトライで5点を先取した。
以降はライオンズがテリトリーで優位に立つ中でブランビーズが耐えるも、15分に左サイドからラインを越えたFLオリー・チェサムのトライでライオンズが同点に追いついた。その後、TMOでグラウンディングが確認できず、一度はトライキャンセルとなったWTBジェームズ・ロウが29分にトライを取り切り逆転に成功した。
ブランビーズは37分に右サイドのラインアウトから左に大きく展開し、大外で飛ばしパスを受けたWTBコーリー・トゥールのトライで2点差に迫る。直後の前半ラストプレーでキックカウンターからライオンズのFBマーカス・スミスにトライを奪われ、19-10のライオンズリードで前半を折り返した。
後半最初のスコアもライオンズが決める。7分に中盤左サイドのラインアウトから、FBスミスの裏へ抜けるグラバーキックをCTBガリー・リングローズが押さえて7点を加えた。
粘るブランビーズは相手のキャリーバックから5mスクラムのチャンスを得た11分、左サイドへの展開からCTBハドソン・クレイトンがトップスピードでトライゾーンに突入し9点差に迫る。(17-26)
その後、ライオンズは1PG1トライでリードを広げる。プライドを示したいブランビーズは35分、トライライン前のペナルティでクイックタップからPRリアム・ボウロンが中央にトライ(G)。ラストのライオンズのアタックでもトライを許さず、36-24でフルタイムとなった。
これでライオンズはオーストラリア遠征4連勝。敗れたブランビーズも健闘し、印象的なパフォーマンスを見せた。ライオンズの次戦は12日、アデレードでオーストラリア・ニュージーランドXV(AUNZインビテーショナルXV)と対戦する。