ウエールズ代表の暫定HC、マット・シェラット氏は今夏来日し日本代表と対戦する33名のスコッドを、現地時間5月20日に発表した。若手中心の編成で26歳のHOデヴィ・レイクがキャプテンを務める。
FW19名、BK14名の構成で総キャップ数は581。6名はテストマッチ出場歴がなく、14名は10キャップ未満だ。最多キャップはFL/NO8タウルぺ・ファレタウの108。今年のシックス・ネーションズ(6N)のメンバーは、19名が今回のスコッドに入った。なおオーストラリアに遠征するブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズにはウエールズからFLジャック・モーガン、SHトモス・ウィリアムズが選出されている。
6Nの第2戦、イタリア戦の敗戦後(●15-22)、ウォーレン・ガットランド氏がHCを退任し、残りの3戦はURC・カーディフのHCであるマット・シェラット氏が暫定的にHCを務めていた。当初、6N終了後は正式なHCが任命される予定だったが、日本遠征もマット・シェラット暫定HCがチームを指揮することになった。低迷するウエールズは6Nで勝利を挙げられず、2023年から続くテストマッチ連敗記録が17に伸びている。
シェラット暫定HCは自らセレクトしたスコッドについて「経験豊富な選手と若い才能がうまく融合し、多くの可能性を秘めている」と評価し、「日本でのテストマッチで激しい戦いができることを期待しています」と述べた。
ウエールズ代表は7月5日に北九州、12日に神戸で日本代表とテストマッチをおこなう。
【ウエールズ代表 2025日本遠征スコッド(33名)】
<FW19名>
PR(1) ガリン・フィリップス(オフプリーズ|0キャップ)
PR(1) ニッキー・スミス(レスター・タイガース[ENG]|54キャップ)
PR(1) ガレス・トーマス(オスプリーズ|40キャップ)
PR(3) キーロン・アシラッティ(カーディフ|14キャップ)
PR(3) クリス・コールマン(ドラゴンズ|0キャップ)
PR(3) アーチー・グリフィン(バース[ENG]|6キャップ)
HO リアム・ベルチャー(カーディフ|0キャップ)
HO エリオット・ディー(ドラゴンズ|56キャップ)
HO デヴィ・レイク(オスプリーズ|20キャップ)[C]
LO ベン・カーター(ドラゴンズ|12キャップ)
LO ジェームズ・ラッティ(オスプリーズ|1キャップ)
LO テディ・ウィリアムズ(カーディフ|6キャップ)
LO/FL フレディ・トーマス(グロスター[ENG]|3キャップ)
FL ジョシュ・マクラウド(スカーレッツ|2キャップ)
FL アレックス・マン(カーディフ|5キャップ)
FL トミー・レフェル(レスター・タイガース[ENG]|27キャップ)
FL/NO8 タウルぺ・ファレタウ(カーディフ|108キャップ)
FL/NO8 タイネ・プラムツリー(スカーレッツ|7キャップ)
FL/NO8 アーロン・ウェインライト(ドラゴンズ|57キャップ)
<BK14名>
SH キーラン・ハーディ(オスプリーズ|23キャップ)
SH ルーベン・モーガン=ウィリアムズ(オスプリーズ|0キャップ)
SH ロドリ・ウィリアムズ(ドラゴンズ|9キャップ)
SO サム・コステロウ(スカーレッツ|18キャップ)
SO ダン・エドワーズ(オスプリーズ|2キャップ)
SO/CTB ベン・トーマス(カーディフ|12キャップ)
CTB ジョニー・ウィリアムズ(スカーレッツ|7キャップ)
CTB/WTB マックス・ペイジ(スカーレッツ|0キャップ)
CTB/WTB ジョー・ロバーツ(スカーレッツ|5キャップ)
WTB ジョシュ・アダムズ(カーディフ|61キャップ)
WTB キーラン・ジャイルズ(オスプリーズ|0キャップ)
WTB トム・ロジャース(スカーレッツ|9キャップ)
WTB/FB ブレア・マレー(スカーレッツ|8キャップ)
FB キャメロン・ウィネット(カーディフ|9キャップ)
C:キャプテン