ラグビーリパブリック

B&Iライオンズと対戦する選抜チーム「AUNZ」「ファーストネーションズ&パシフィカ」のHCが決定。

2025.05.19

(左から)レス・キス氏、トウタイ・ケフ氏(Photo/Getty Images)

 今夏編成されるオーストラリアとニュージーランドの選手の連合チーム「AUNZインビテーショナルXV」のヘッドコーチが、オーストラリア代表“ワラビーズ”の次期HCで現レッズHCのレス・キス氏に決まった。またオーストラリア先住民と太平洋諸国の連合チーム「ファーストネーションズ&パシフィカXV」のHCは、元トンガ代表HCで現花園近鉄ライナーズFWコーチのトウタイ・ケフ氏が務める。5月19日にオーストラリアラグビー協会より発表された。

 イングランド、スコットランド、ウエールズ、アイルランドを代表する選手たちが4年に1度選抜されるB&Iライオンズは今年6月下旬から8月初旬にかけてオーストラリアに遠征する。ワラビーズとのテストマッチを前にスーパーラグビー・パシフィックの4チームや、AUNZインビテーショナルXV、ファーストネーションズ&パシフィカXVとの対戦が組まれている。

 現在、スーパーラグビー・パシフィックのレッズでHCを務めるレス・キス氏は、ジョー・シュミット氏の後任として2026年7月以降のワラビーズのHCに就任することが発表されている。

 キス氏は先にアシスタントコーチを務めることが発表されていた、元ニュージーランド代表HCのイアン・フォスター氏とAUNZのコーチンググループを組む。オーストラリア、ニュージーランドの代表候補外の有力選手で構成されるスコッドには、今季トヨタヴェルブリッツでプレーしたFLマイケル・フーパーや東芝ブレイブルーパス東京のSOリッチー・モウンガらが選出される可能性がある。

「高いレベルの試合で幅広い経験を持つイアンのようなコーチと働き、やがて幅広くマネジメントグループと連携できることを楽しみにしています」とキス氏は就任の感想と抱負を述べた。AUNZは7月12日にアデレードでB&Iライオンズと対戦する。

 ファーストネーションズ&パシフィカXVを率いるトウタイ・ケフ氏は、2001年にワラビーズの一員としてB&Iライオンズと対戦した経歴を有する。

「ファーストネーションズとパシフィカの人々は世界中でラグビーに多大な貢献をしています。特にB&Iライオンズのような歴史を有するチームと対戦する、継続的な貢献をたたえる試合の重要性は計り知れません」とケフ氏は語り、高い意欲を示している。ファーストネーションズ&パシフィカは7月22日にメルボルンでB&Iライオンズと対戦する。

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