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南アフリカ代表PRのスティーヴン・キッツォフ、首のケガで現役引退。

2025.02.25

33歳のスティーヴン・キッツォフ。大ケガで引退を余儀なくされた(Photo/Getty Images)

 2月25日、南アフリカ代表PRのスティーヴン・キッツォフが現役を引退することが明らかになった。
 昨年のカリーカップのグリクアス戦で首を負傷。手術を受けて復帰に向けてリハビリに励んでいたが、専門医から再発の恐れが高いと告げられキャリアを終える決断を下した。

 33歳のルースヘッドは2016年にアイルランド戦で代表デビュー、以来83キャップを重ねた。PRではテンダイ・ムタワリラに次ぐキャップ数であり、2度のW杯制覇(2019年、2023年)に貢献。フランス大会での決勝が最後のキャップとなった。2021年にはブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとのシリーズも制した。

 クラブキャリアでは、2011年に19歳でストーマーズデビューを飾ると、2012年にはレギュラーを確保。同年にはU20チャンピオンシップに出場し、優勝に貢献した。
 ストーマーズでは138キャップを獲得し、2022年にはユナイテッド・ラグビー・チャンピオンシップを初めて制した。2015年から2季はTOP14のボルドー、2023年にはアイルランドのアルスターにも在籍した。

「ラグビーは若い頃から私の人生の一部であり、多くの若い男の子たちが夢見るように、スプリングボクスやストーマーズを代表することができたのは幸運でした」とコメントを残し、「このような形でキャリアを終えるのは非常に残念ですが、健康へのリスクがあまりにも高過ぎた」と綴った。

「ストーマーズの試合で自分のストーリーを締めくくりたかった。リハビリと復帰に全力を尽くしましたが叶いませんでした」と続けた。

 代表活動については、「スプリングボクスは私の人生の中で素晴らしい存在でした。最高レベルで自国を代表すること、素晴らしいチームの一員としてW杯連覇を果たしたことは、私にとって最大の名誉でした。死ぬ日まで彼らを応援し続けます」と語った。

「何年にもわたって素晴らしいサポートをしてくれた多くの人々に感謝しています。特に妻のエイミーや両親には感謝しています。ストーマーズやSAラグビーのコーチ、チームメイト、サポートスタッフ、そして私のキャリアに大きな影響を与えてくれたファンの皆さんに感謝します」

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