国際統括団体「ワールドラグビー」が、11月24日にモナコで年間表彰「ワールドラグビーアワード2024」を開催し、各部門受賞者を発表した。
男子15人制の年間最優秀選手は南アフリカ代表、トヨタヴェルブリッツ所属のFLピーターステフ・デュトイが選出された。2019年以来、2度目の受賞となる。デュトイは代表チーム“スプリングボクス”で年内10試合のテストマッチに出場し、南半球4か国対抗戦「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」では5年ぶりの優勝に貢献した。
2021シーズンから所属するリーグワンのトヨタVでは、昨季11試合に出場し果敢なタックルや激しいタックルでチームを牽引した。
男子15人制の年間最優秀新人賞(ブレイクスループレイヤー)はニュージーランド代表のFL/NO8ウォレス・シティティが輝いた。22歳のシティティはスーパーラグビー・チーフスでのパフォーマンスが認められ7月19日のフィジー戦で代表デビューを果たした。以来オールブラックスのバックローの定位置を確保し、今年は10キャップを獲得した。
パリ五輪の7人制ラグビー金メダリスト、フランス代表のSHアントワンヌ・デュポンが男子セブンズ年間最優秀選手に輝き、男子では初めて15人制(2021年受賞)と両方でMVPを獲得したプレーヤーとなった。
女子15人制の年間最優秀選手はイングランド代表“レッドローゼズ”からFBエリー・キルダンが選ばれた。キルダンは今年10戦10勝のチームで14トライをマークし、大きく勝利に貢献している。
各部門の受賞者は以下の通り。
【ワールドラグビーアワード2024 各部門受賞者】
<男子15人制 年間最優秀選手>
ピーターステフ・デュトイ(南アフリカ)
<女子15人制 年間最優秀選手>
エリー・キルダン(イングランド)
<男子セブンズ 年間最優秀選手>
アントワンヌ・デュポン(フランス)
<女子セブンズ 年間最優秀選手>
マディソン・リーヴァイ(オーストラリア)
<男子15人制 年間最優秀新人賞>
ウォレス・シティティ(ニュージーランド)
<女子15人制 年間最優秀新人賞>
エリン・キング(アイルランド)
<男子15人制 年間ベストトライ>
ノラン・ルガレック(フランス・3/17 vs イングランド)
<女子15人制 年間ベストトライ>
マリーヌ・メナジェ(フランス・9/29 vs カナダ)
<男子15人制 ドリームチーム>
1.オクス・ンチェ(南アフリカ)
2.マルコム・マークス(南アフリカ)
3.タイレル・ロマックス(ニュージーランド)
4.エベン・エツベス(南アフリカ)
5.タイグ・バーン(アイルランド)
6.パブロ・マテーラ(アルゼンチン)
7.ピーターステフ・デュトイ(南アフリカ)
8.ケーラン・ドリス(アイルランド)
9.ジャミソン・ギブソン=パーク(アイルランド)
10.ダミアン・マッケンジー(ニュージーランド)
11.ジェームズ・ロウ(アイルランド)
12.ダミアン・デアレンデ(南アフリカ)
13.ジェシー・クリエル(南アフリカ)
14.チェスリン・コルビ(南アフリカ)
15.ウィル・ジョーダン(ニュージーランド)
<女子15人制 ドリームチーム>
1.ホープ・ロジャース(アメリカ)
2.ジョージア・ポンソンビー(ニュージーランド)
3.モード・ミューア(イングランド)
4.ゾーイ・オルドクロフト(イングランド)
5.レティシア・ロイヤー(カナダ)
6.イーファ・ウェハ(アイルランド)
7.ソフィー・デゲーデ(カナダ)
8.アレックス・マシューズ(イングランド)
9.ポーリーン・ボードン・サンサス(フランス)
10.ホリー・エイチソン(イングランド)
11.ケイトリン・ヴァハアコロ(ニュージーランド)
12.アレックス・テシアー(カナダ)
13.シルビア・ブラント(ニュージーランド)
14.アビー・ダウ(イングランド)
15.エリー・キルダン(イングランド)
<男子セブンズ ドリームチーム>
セルヴィン・デイヴィッズ(南アフリカ)
アントワンヌ・デュポン(フランス)
アーロン・グランジジエ・エヌキャノン(フランス)
テリー・ケネディ(アイルランド)
ネイサン・ローソン(オーストラリア)
ポニパテ・ロンガニマシ(フィジー)
マティアス・オサチュク(アルゼンチン)
<女子セブンズ ドリームチーム>
オリヴィア・アップス(カナダ)
ミカエラ・ブライド(ニュージーランド)
クリスティー・カーシー(アメリカ)
マディソン・リーヴァイ(オーストラリア)
アロナ・マー(アメリカ)
ジョージャ・ミラー(ニュージーランド)
セラフィーヌ・オケンバ(フランス)
<国際ラグビー選手会特別功労賞>
ヴィッキー・コーンバラ(イングランド)
<年間最優秀選手>
ジェローム・ダレー(フランスセブンズ)