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スコットランドがPNC王者のフィジーを圧倒。ダーシー・グレアムは絶好調4トライ。

2024.11.03

4トライを挙げたスコットランドのダーシー・グレアム(Photo: Getty Images)

■オータム・ネーションズシリーズ・11月2日@マレーフィールド(エディンバラ)
【スコットランド 57-17 フィジー】

日本代表戦2試合を含む「オータム・ネーションズシリーズ」
全21試合をWOWOWでライブ配信(アーカイブ配信あり)

 シックスネーションズ2024・4位で現世界ランキング7位のスコットランドが、パシフィックネーションズカップ(PNC)2024・優勝チームで同ランキング9位のフィジーをオータム・ネーションズシリーズ(ANS)初戦で圧倒した。

 試合開始からペナルティを重ねるフィジーに対し、試合を優位に進めるホームのスコットランド。前半4分にフィジーのSHフランク・ロマニがデリバレイトノックオンでシンビンとなり10分間の一時退場となる間に、スコットランドは右サイドのゴール前ラインアウトから中央に展開し、9分にFBカイル・ロウが先制トライ(G成功)を奪う。

 フィジーが14分にCTBアピサロメ・ヴォタが2人目のシンビンを受けた直後、スコットランドは15分にWTBダーシー・グレアムが右サイドを抜けてトライ(G)をマークし7点を追加した。

 18分にはペナルティキックをタッチに出すかと思われたキックをダーシー・グレアムがライン際でキャッチし右隅にトライ。さらに21分にCTBヒュー・ジョーンズがインターセプトからインゴールまで走り切る。ゴールも決まり26点を奪った。

 スコットランドのHOユアン・アシュマンがシンビンを受けてから、フィジーは34分にFBアイザヤ・アームストロング=ラヴラのトライで5点を返した。ここから前半終了までにスコットランドは1PG、フィジーは1トライを加えて29-10のスコットランドリードでハーフタイムを迎えた。

 後半9分、フィジーはラインアウトからキャプテンのHOテヴィタ・イカニヴェレのトライ(G)で7点を返す。(17-29)

 12点差まで迫られたスコットランドはこの日絶好調のダーシー・グレアムが12分と22分にトライ(G)をマークし14点を追加した。さらに32分にWTBドゥハン・ファンデルメルヴァ、39分にヒュー・ジョーンズがトライを重ねて57-17のスコアで快勝。プレーヤーオブザマッチには4トライのダーシー・グレアムが選ばれた。

 8トライを奪う快勝でANSの初戦を制したスコットランドは、11月9日に2023年W杯王者の南アフリカと対戦する。
 一方、40点差をつけられ敗れたフィジーは、11月9日のウエールズ戦での雪辱を狙う。

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