ウエールズ代表のSHとして長くチームを率いたガレス・デーヴィスが代表活動に終止符を打った。
10月17日、自身のSNSで発表した。
2014年6月14日の南アフリカ戦でデビューを果たし、以来77キャップを獲得、17トライを記録した。
シックスネーションズでは2019年のグランドスラム、2021年の優勝に貢献。ワールドカップには2015年から3大会連続で出場した。
2015年のイングランド戦では開催国を破る値千金のトライをマークし、2019年には得意のインターセプトでワラビーズ撃破に繋げ、2023年にもオーストラリア相手に先制トライを挙げた。
3大会で挙げた8トライは、同代表のワールドカップ通算トライランキングでシェーン・ウィリアムス(SH)の10トライに次ぐ2位となった。
今年のシックスネーションズや夏の南半球遠征にも参加し、代表として最後の出場となったレッズ戦(キャップ対象外試合)ではゲームキャプテンを務めていた。
ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズにも2度選出されている。
34歳のデーヴィスは、「ウエールズを代表することは光栄であり、若い選手が揃うエキサイティングなグループで(代表活動を)過ごしたことで、今が国際ラグビーから離れる適切な時期だと感じている」とコメントした。
「私にはまだ試合で影響を与えることがたくさんあると思っている。クラブキャリアの最後の数年間を楽しみにしています」と続けた。
クラブは2006年にアカデミー生として入団して以来、スカーレッツ一筋。
2013-14シーズンでプロ12(現・ユナイテッド・ラグビー・チャンピオンシップ)のトライ王(10本)となり、ウォーレン・ガットランド代表監督の目に留まった。
2016-17シーズンにはチームを13季ぶりの優勝に導いている。
今季も好調を維持し、10月12日のカーディフ戦(第4節)で2トライを決めて今季初勝利に貢献し、翌週の19日にも背番号9で先発、南ア・ブルズとの接戦(23-22)をものにしていた。