■TOP14 第4節・9月29日@エルネスト・ワロン(トゥールーズ)
【ボルドー 16-12 トゥールーズ】
齋藤直人が所属するトゥールーズのホームでテビタ・タタフが所属するボルドーを迎えた。昨季のTOP14ファイナル以来の再戦は、アウェイのボルドーが4点差で接戦を制しリベンジを果たした。33戦無敗記録を継続していたトゥールーズに、ボルドーがクラブ史上初めて白星を奪う、歴史的勝利を成し遂げた。
ボルドーのテビタ・タタフはNO8で先発出場。齋藤直人は背番号21でリザーブに入った。
トゥールーズは前半7分にWTBブレア・キングホーンのトライ(G成功)で7点を先制したが、ボルドーが15分のPGと19分のFBルイ・ビエル=ビアレのトライで逆転。続けて22分にSHマキシム・リュキュのトライでリードを広げ、13-7のボルドーリードで前半を折り返した。
後半7分、タタフのHIAによる一時交代と同じタイミングでトゥールーズは齋藤を投入した。タタフは21分に再出場。トゥールーズは30分にラインアウトモールからトライをマークし1点差まで迫る。その後35分にボルドーのSOマテオ・ガルシアが自陣からロングレンジのPGを沈め、ゲームは16-12で終了。ボルドーがトゥールーズに歴史的初勝利を挙げた。
タタフは味方フロントローのシンビンによる一時交代やHIAチェックによりプレータイムが61分に留まったが、ターンオーバーを1回記録するなどボルドーの勝利に貢献した。後半33分にはスクラムからピックしアタックするタタフに齋藤がタックルするシーンもあった。
トゥールーズの齋藤はこのチームで初の黒星を喫したが、今回で4戦連続の出場を果たしこの日もテンポの良い球出しで攻撃のリズムを生んだ。前節で初の先発出場を勝ち取るなど徐々にチームにフィットし信頼を獲得しているようだ。