■パシフィックネーションズカップ・9月14日@秩父宮ラグビー場(東京)
▽5・6位決定戦
【トンガ 30-17 カナダ】
プールAで2戦2敗で3位のトンガと、プールBで同じく2戦2敗で3位のトンガが進出した5・6位決定戦。
前半6分にカナダがPGで3点を先制した直後の10分、トンガがラインアウトモールからFLシオシウア・モアラのトライとゴールで逆転した。続けて左サイドを破ったWTBジョン・タプエロエルのトライ(G)で連続得点。19分、モールコラプシングでトンガのPRジェスロ・フェレミがシンビンとなる間に、カナダがゴール前のスクラムからHOアンドリュー・クアトリンがトライ(G)で7点を返した。その後、トンガは数的不利ながらFBジョサイア・アンガのトライで26分に5点のリードを広げ、前半は19-10のトンガリードで終える。
後半7分にトンガがPGで3点を加えて以降はスコアが膠着する。後半27分に敵陣を攻め込むカナダのCTBタコダ・マクマリンがピックからラインブレイクしてトライ(G)、トンガに5点差に迫った。しかし直後にカナダのFLイーサン・フライヤーの相手頭部へのコンタクトがTMOで確認されシンビンに。トンガはこのペナルティのショットを沈めて3点を離し、40分にもWTBジョン・タプエロエルの2本目のトライで5点を追加。30-17でトンガが勝利し大会を5位で終えた。
全敗で最下位となったカナダだが、試合終了後に2019年のW杯日本大会で釜石鵜住居復興スタジアムで予定されていた、ナミビアとのプールB最終戦が台風19号の影響により中止となった際、釜石市内で土砂の除去などのボランティア作業を実施したことへの感謝のセレモニーが催され、岩手県と釜石市から大漁旗が贈られた。