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アルゼンチン代表最多キャッパー、HOアグスティン・クレービーが代表引退。

2024.09.05

優れたハンドリングスキルを持つHOとして知られ、一部のファンにはオフロードが得意なソニービル・ウィリアムズにちなんで「ソニービル・クレービー」と呼ばれる(Photo/Getty Images)

 アルゼンチン代表HOのアグスティン・クレービーは、8月31日におこなわれたオーストラリア代表とのテストマッチを最後に代表を引退した。
 試合は19-20で惜しくも敗れたが、故郷であるラ・プラタのエスタディオ・ホルヘ・ルイス・ヒルシで大勢のファンから喝采を浴びた。

 この日は後半32分から登場。わずかな出場時間ではあったが、アルゼンチン代表の最多出場記録を110に伸ばした。
 
 39歳の偉大なHOは約20年に渡って代表活動に参加した。テストマッチデビューは20歳になったばかりの2005年。相手は日本代表だった。

 当時はバックローを主戦場としていたが、デビュー以降はなかなか出場機会に恵まれず、2009年にサンティアゴ・フェラン代表監督のもとでHOに転向。そこから試合出場を重ね、ワールドカップには4大会(2011、2015、2019、2023)出場、アルゼンチン代表として初めて100試合出場を達成した。

 2014年のラグビーチャンピオンシップから2018年の10月にパブロ・マテーラ(三重H)に役割を譲るまではキャプテンも務め、キャプテンとしても最多の51試合に出場した。

 クラブキャリアはフランス・TOP14のビアリッツから始まり、クレルモン、モンペリエにも在籍した。
 2016年にはアルゼンチンに戻り、新たに誕生したジャガーズでプレー。2020年からは英・プレミアシップに拠点を移し、ロンドン・アイリッシュに所属。同チームが出場停止となると、昨季からセール・シャークスに移籍加入した。

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