ラグビーリパブリック

ニュージーランドがフィジーに快勝。サンディエゴで新戦力が躍動。

2024.07.20

初出場初トライの活躍を見せたCTBビリー・プロクター(Photo: Getty Images)

 アメリカ・サンディエゴのスナップドラゴン・スタジアムで7月19日(現地時間)にニュージーランド代表“オールブラックス”とフィジー代表“フライング・フィジアンズ”が対戦し、47-5でオールブラックスが勝利した。

 サンディエゴ州立大学の敷地内にあるスナップドラゴン・スタジアムでおこなわれた15人制ラグビーの世界ランキング3位、ニュージーランドと同ランキング10位、フィジーの対戦。
 試合が動いたのは前半9分、ニュージーランドのSOダミアン・マッケンジーが鋭いステップでラインブレイク。左サイドのWTBケイリブ・クラークにラストパスが渡り先制トライを奪う。SOマッケンジーのコンバージョンも決まった。
 さらに13分、テストマッチ2戦目で初先発のSHコルテス・ラティマがゴールライン前のブレイクダウンからピックして、テストマッチ初トライ。コンバージョンも成功しニュージーランドが14-0とする。

 フィジーの反撃は18分、SOアイザイア・ラヴラのキックパスを左大外のWTBセミ・ラドラドラがキャッチ、インサイドへの折り返しをFBヴィリモニ・ボティトゥが持ち込んでトライ。コンバージョンは外れたが5点を返す。

 その後、流れは再びニュージーランドへ。26分にCTBビリー・プロクターが左サイドに走り込み、テストマッチ初出場で初トライを奪う。
 続けて34分には左サイドを攻め込んだNO8アーディ・サベアがトライ。コンバージョン成功でスコアを26-5に広げる。

 37分にフィジーが右の大外を突破し、WTBチウタ・ワイニゴロがトライしたかに見えたが、TMOによりノックオンが確認されノートライ。
 前半はニュージーランドの21点リードで折り返す。

 後半も得点を重ねるニュージーランド。4分に中央からの素早いパス回しで右大外にWTBセヴ・リースがトライし、コンバージョンも成功。
 19分には途中出場で初キャップを得たNO8ウォレス・シティティが中央突破しゴールライン前まで持ち込み、ブレイクダウンからPRイーサン・デグルートがトライ。コンバージョンも決めてスコアを40-5とする。

 終盤にも左サイドを押し込んだニュージーランド。途中出場で初キャップのHOジョージ・ベルがグラウンディングして37分にトライ。コンバージョンもSOマッケンジーが沈めてさらに得点を追加した。

 テストマッチ初出場のCTBプロクターらが活躍し、7トライを奪ったニュージーランドが47-5で快勝した。

 スコット・ロバートソンHCの就任後3連勝を飾ったオールブラックス。次戦は8月10日にスカイスタジアム(ウェリントン)でアルゼンチン、南アフリカ、オーストラリアと争う対抗戦「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」の初戦、アルゼンチン代表“ロス・プーマス”と対戦する。
 10月26日には日産スタジアム(横浜)で日本代表とのテストマッチをおこなう。

 一方、敗れたフライング・フィジアンズは「パシフィックネーションズカップ2024」の初戦で8月23日にスバでサモアと対戦する。日本で開催されるファイナルシリーズでは、日本代表と対戦する可能性がある。

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